1 . 中国ではもともと家の中で靴を脱ぐ習慣は一般的ではなかったが、近年は外の汚れを家に持ち込みたくないという理由で①靴を履き替えるようにしている中国人は少なくない。しかし、日本の「靴を脱ぐ」習慣は非常に細かく、中国人からすると理解に苦しむようだ。
ある記事は、屋内では靴を脱ぐという日本の習慣を紹介しました。日本の住宅の玄関には15cmほどの高さの上り框があって、靴を履き替える場所であることが明確になっている。( ア )、中国の多くの住宅は玄関から居間までの床はずっとフラット(平的,平坦的)で、玄関と廊下の明確な境がない場合が多い。ですから、なんとなく入り口の付近で靴を履き替えるか、或いはドアの外に下駄箱があってそこで履き替えるケースがー般的だ。また、日本ではトイレで専用のスリッパに履き替えるという細かさは、中国人にとって理解に苦しむようだ。尿意を我慢している時はできるだけ②無駄な動きはしたくないのに、わざわざスリッパに履き替えるなんて理解できない。日本人は幼少の頃から靴を脱ぐ習慣が培われているので、どのような場所で靴を脱いだら良いのかは自然と身についているそうです。
日本では和食料理店や居酒屋、寺院や和室のある場所では靴を脱いで屋内に入ることもある。そのため、③恥ずかしい思いをしないように、旅行で日本を訪れる予定があるなら、事前に「日本ではどこで靴を脱ぐべきなのか」に注意を払うべきだ。
1.文中に①「靴を履き替えるようにしている中国人は少なくない。」とあるが、それはなぜか。
A.もともと家の中で靴を脱ぐ習慣があるから |
B.外の汚れを家に持ち込みたくないから |
C.日本の「靴を脱ぐ」習慣は非常に細かいから |
D.中国の多くの住宅は玄関と廊下の明確な境がないから |
A.日本ではもともと家の中で靴を脱ぐ習慣は一般的ではなかった。 |
B.日本ではドアの外で靴を履き替えるケースが一般的だ。 |
C.日本ではトイレで専用のスリッパに履き替えることがある。 |
D.日本人は成人の頃から靴を脱ぐ習慣が培われている |
A.それとも | B.そこで | C.そのかわり | D.それに |
A.スリッパに履き替えること | B.スリッパを用意すること |
C.トイレに行くこと | D.尿意を我慢すること |
A.幼少の頃から靴を脱ぐ習慣を培うほうがいい。 |
B.トイレで専用のスリッパを用意するほうがいい。 |
C.和食料理店や居酒屋などの場所では靴を脱いで屋内に入るほうがいい。 |
D.日本を訪れる前に「靴を脱ぐ」習慣を知っておくほうがいい。 |
2 . あなたは毎日の仕事が辛いだろうか。
わたしは若いときから、仕事を辛いとかきついとかなるべく思わないようにしてきた。もちろん辛く感じるときもあったが、そんなときは自分に言い閔かせた。
「辛いからこそ他人より早く仕事を覚えられる。少しでも多くのことを学べる。少しでも人間的に成長できる。」
強制された仕專は気が進まないものだ。「上司の命令だから、嫌だけどやらなければならない」と思うからもっと嫌になる。
仕事ができる人は、そんなに辛いと思っていない。むしろわくわくしながら働いている。だから(ア)やっても飽きないし、また良い結果も出せる。こういう人になるにはどうしたらいいだろうか。
それにはある時期、仕事と進んで付き合ってみることだ。どんな仕事でも、進んで付き合ってみれば、必ず何か楽しみが見出せる。「隠された恩恵」のようなもので、それを知れば、どんな仕事にも楽しみを見つけられるようになる。
1.文中に「そんなとき」とあるが、何を指しているか。A.若いとき | B.仕事が辛いと感じたとき |
C.上司に命合されたとき | D.わくわくしながら働いているとき |
A.いくら | B.いくつ | C.いつか | D.いくらか |
A.上司の命合にしたがって、頑張ればいい。 |
B.他人より早く仕事を覚えるためにあれこれと工夫すればいい。 |
C.仕事に対して嫌な気持ちをがまんして、少しずつやっていくといい。 |
D.前向きな気持ちで積極的に仕事に取り組むようにすればいい。 |
A.仕事を通して身につけた知識やスキル(技能) |
B.仕事を通して人間的にも成長したという満足感 |
C.仕事を積極的にやっていくうちに自然と出てくる楽しさ |
D.仕事を完成した時に手に入る経済面での報酬 |
A.仕事の内容自身がつまらないから。 |
B.仕事との付き合い方がよくないから。 |
C.上司に命令されて仕事をやっているから。 |
D.仕事から学べることが少ないから。 |
3 . 今日学校で先生が明日から始まる授業について説明してくださった。先生に「(ア)」と聞くと、「本を10ページまで読んでおいてください。」と言いました。「(イ)」と聞くと、先生は「いいえ、買う必要はありません。」とおっしゃった。
説明が終わってから明日までに読んでおくところを見てみた。知らない言葉がたくさんあった。(ウ)と思った。それで、図書館で辞書を借りようと思って「(エ)」と聞くと、図書館の人は「辞書は図書館の中で使ってください。持ち帰ることはできませんよ。」と言った。図書館が閉まるまで明日の予習をしていた。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.どう予習したらいいですか。 | B.授業はおもしろいですか。 |
C.どこで予習したらいいですか。 | D.授業はこれで終わりますか。 |
A.辞書を買わなくてもいいですか。 | B.辞書を買ってもいいですか。 |
C.辞書を買ってはいけませんか。 | D.辞書を買わなければなりませんか。 |
A.辞書がなくても大丈夫だろう。 | B.辞書がないと読めないだろう。 |
C.辞書を使わないで読んでみよう。 | D.辞書を買ってから読もう。 |
A.図書館で辞書が買えますか。 | B.辞書を売っていますか。 |
C.辞書を持ち帰ってもいいですか。 | D.図書館に辞書がありますか。 |
A.家 | B.教室 | C.本屋 | D.図書館 |
4 . 今日は駅前の花屋で花を買いました。いつもは高いバラの花が、今日は10本で300円でした。日本では花がとても高くて、いつもは小さい花でも1本300円もする①
A.ですが | B.から | C.で | D.でも |
A.高い | B.安い | C.ふるい | D.わかい |
A.バラの花は高くて、誰も買いませんから |
B.今日は、小さいバラの花がたくさんありますから |
C.今日は、以前花屋のおじさんのお母さんが死んだ日ですから |
D.今日、花屋のおじさんのお母さんが死んだから |
A.1本300円のバラの花を10本300円で買ったこと |
B.日本では花が高いが、安い花屋を見つけたこと |
C.駅前の花屋のお母さんが死んで、バラの花を買ってあげたこと |
D.花屋のおじさんが死んだお母さんのことを大切に思っていること |
A.バラが安い日 | B.人が死んだ日 | C.母の誕生日 | D.母を思う日 |
5 . あなたは電話番号を①______覚えていますか。電話会社がインターネットで男女400人に質問しました。その結果は、覚えている電話番号の数は「3件」(21.8%)、「5件」(15.5%)、「2件」(13.0%)、「4件」(10.8%)、「10件」(10.3%)、「1件」(9.0%)でした。また、「最近電話番号が覚えられなくなったと思いますか」という質問に、80.5%の人が「はい」と答えています。「最近の電話にはメモリー機能(存储功能)があるから」というのが一番大きな②______でした。そして、「電話番号が分からなくて困ったことがある」と答えた人は51.3%もいました。電話はどんどん便利になりますが、電話番号が覚えられなくなって困ってしまうのは、ちょっと③問題だと思いませんか。
注释:覚えられる (覚える的可能态,能....)
1.①___には何を入れるか。
A.いくつ | B.いくつか | C.いくつも | D.いくつに |
A.疑問 | B.理由 | C.冗談 | D.失敗 |
A.電話番号が覚えられないこと | B.電話はどんどん便利になること |
C.電話はメモリー機能があること | D.インターネットでよく質問されること |
A.「3件」と答えた人が一番多かった。 |
B.「10件」と答えた人は10%ぐらいだ。 |
C.「1件」と答えた人が二番目に多かった。 |
D.「5件」と答えた人は「4件」と答えた人より多かった。 |
A.電話会社がインターネットの利用について調査した。 |
B.最近の電話はメモリー機能があるから、不便になる。 |
C.半分以上の人が、電話番号が分からなくて困ったことがある。 |
D.メモリー機能を使わないで、自分で電話番号を覚えている人が多い。 |
リー:まあまあだと思います。日本語の勉強、はじめは簡単ですけど、このごろ難しくなりましたね。
クラーク:そうですね。キムさん、ほんとうにどうしてやめて(放弃)しまったんでしょうね。
パク:あの、キムさんという人がこのクラスにいたんですか。
クラーク:ああ、パクさんは会ったことがないんですね。
パク:わたしは先々週はじめて来たんですけど。
リー:あ、キムさんが来なくなったのも確か先々週でした。パクさんは前はどこで勉強していたんですか。
パク:新宿にある小さな日本語学校なんです。そこで半年勉強したんですけど、それからあとのコース(课程)がないんで、ここに入ったんです。
クラーク:ここは大きくて、いろいろなレベル(水平)のクラスがありますからね。
パク:ええ。でも、ほんとうはわたし、小さな所のほうが好きなんです。あ、これ、学校の前でみんなで撮った写真なんですけど。
リー:あ、ほんとうに小さい学校ですね。あ、パクさんですね、この人―。クラークさん、ちょっと見てください。
クラーク:あら!
1.クラークさんとリーさんの身分は何か。
A.日本語学校の新入生 |
B.日本語学校の在校生 |
C.日本語学校の卒業生 |
D.日本語学校の職員 |
A.前の学校は小さいから |
B.前の学校は、にぎやかで勉強できないから |
C.もっと上のコースで勉強したいから |
D.クラークさんたちといっしょに勉強したいから |
A.パクさんが入る1週間前 |
B.パクさんが入る2週間前 |
C.パクさんが入ったのと同じ時期 |
D.パクさんが入った2週間後 |
A.パクさんの以前の学校の前 |
B.パクさんのいまの学校の前 |
C.新宿にある家の前 |
D.リーさんたちの学校の前 |
A.日本語の勉強はだんだん簡単になる。 |
B.キムさんとパクさんはクラスメートだ。 |
C.この学校にはいろいろなレベルのコースがある。 |
D.クラークさんは小さい学校のほうが好きだ。 |
7 . ある調査会社が全国20歳以上の男女を対象に、「健康管理」について調査を実施した。有効回答者数は 999名だった。
調査を行った有効回答者のうち、「自分のことを健康だと思うか」との質問に、「非常に健康だと思う」「まあまあ健康だと思う」と回答した人は67.7%であり、2/3以上が自分のことを健康だと思っていることがわかった。また、「日常的に自分の健康を管理しているか」との質問に、「管理している」「時々管理している」と回答した人は 70.6%で、回答者全体の( ア )が日常的に自分の健康を管理している。抱えているストレスについて尋れたところ、回答者全体の72.2%が「ストレスを抱えている」と回答し、45.8%が「ストレスを解消できている」と回答している。また、「自分のことを非常に健康だと思う」人の72.0%、「まあまあ健康だと思う」人の 53.8% が「ストレスを解消できている」と回答している一方で、「あまり健康だと思わない」人の 28.4%、「まったく健康だと思わない」人の 19.3% が「ストレスを解消できている」と回答。「ストレスが解消できているかどうか」が健康だと思えるかどうかに関係すると言える。自身を健康に導く(引导)ためには、抱えてしまったストレスを解消することがポイントだ。
1.次の4人の中で調査対象となるのは誰か。
A.17歳の高校生 | B.33歳の会社員 | C.10歳の小学生 | D.14歳の中学生 |
A.約68% | B.約12% | C.約22% | D.約32% |
A.7割以上 | B.3割以上 | C.7割以下 | D.3割以下 |
A.全回答者の中で、「ストレスを解消できている」と答えた人の割合 |
B.全回答者の中で、「自分のことを非常に健康だと思う」と答えた人の割合 |
C.「自分のことを非常に健康だと思う」人の中で、「ストレスを解消できている」と答えた人の割合 |
D.「まあまあ健康だと思う」人の中で、「ストレスを解消できている」と答えた人の割合 |
A.ストレスを抱える。 | B.ストレスを解消する。 |
C.日常的に自分の健康を管理する。 | D.自分のことを健康だと思う自信を持つ。 |
8 . 私のクラスメートには外国から来た生徒がいる。彼は手でご飯を食べる。これだけでも文化の違いが分かる。( ア )、私が驚いた文化の違いはこのほかにもある。
それは文房具に対する礼儀だ。ある休み時間に彼は机上のペンを落としてしまった。すると、彼はペンを拾うと手でおでこ(额头)と胸を往復するような行動をした。私はつい彼に聞いてみた。「何しているの?」。すると、彼は「文房具に謝ったんだ。私の国の人々は自分に知恵を与えてくれる物に対して礼儀を払うんだ」と言った。私はこのセリフ(说词)を聞いた時、何かを感じた。それは今までに感じたことのないような気持ちだ。その気持ちは胸の底から押し出す(挤出)ように出てきた。「感謝」だ。私は今日まで何かを落としたら足で拾っていた。でもこのセリフを聞いて考えが変わった。私が今使っているペンや消しゴム、これらがなかったら勉強ができない。だから文房具に限らず自分の身の周りの物を大切にしようと思った。
私は彼に会ってとても幸せだ。なぜなら大切なことを気づかせてくれたし、自分の考えと違う考えを持つ人と同じ学校生活を送っているからだ。この経験を忘れることはないだろう。なぜなら彼は私のベストフレンド(最好的朋友)だからだ。
1.文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.だから | B.しかし | C.すると | D.そこで |
A.彼の行動の理由 | B.彼の国の文化 |
C.ペンがどこに落ちたか | D.ペンが壊れたかどうか |
A.感謝の気持ち | B.文化の違い | C.文房具 | D.自分の身の周りの物 |
A.彼に感謝しているから | B.大切なことを気づかせてくれたから |
C.文房具に対する礼儀を教えてくれたから | D.同じ考えの人と一緒に学校生活を送っているから |
A.クラスメートは毎日ペンに謝る。 | B.クラスメートは足でペンを拾った。 |
C.私は友だちを大切にしようと思った。 | D.クラスメートの国の人は文房具などに感謝する。 |
9 . 知人の一人が、あるイギリス人が日本に滞在しているとき、東京を案内することになりました。ある朝、滞在中のホテルに迎えに行きました。家を出たときは、曇り空だったのですが、ホテルに到着する頃には、小雨が降り始めていました。せっかくの観光の日に、こんな天気になってしまうのは、イギリス人はさぞ(想必)がっかりしているだろうと、思ったそうです。
( ア )、あの人はホテルのロビーから雨模様の外を見回して(环视)「グッド・ウエザー!」と言ったそうです。知人は耳を疑いました。こんな小雨模様が「よい天気?」。どういうことだろうと「天気がよくなくて残念ですね」と話しかけてみると、イギリス人は、逆に訝しそうな表情で、「これが悪い天気?イギリスではこのくらいがよい天気なんですよ」と平然としていました。ロンドンあたりなどは雨が降る日が多いです。そんな話はその知人も知っていましたが、小雨を「よい天気」と 考えるとは、ちよっと驚きだったそうです。ものの見方というのは、本当にさまざまです。
1.文中の「こんな天気」とはどんな天気か。
A.曇り | B.小雨 | C.晴れ | D.大雨 |
A.だから | B.そのように | C.すると | D.それなら |
A.不愉快だった | B.不満だった | C.怒った | D.びっくりした |
A.日本は雨が降る日が多いこと | B.ロンドンは雨が降る日が多いこと |
C.日本では小雨を悪い天気と考えること | D.イギリスでは小雨をよい天気と考えること |
A.人によって、ものの見方はそれぞれだ。 |
B.知人が家を出たとき、小雨が降り始めていた。 |
C.イギリス人は雨が降っているのを見て、がっかりしました。 |
D.イギリスでは雨の日が多いので、小雨を悪い天気を考える。 |
作家の柳田邦男さんの講演を聴く機会があった。息子を25歳で亡くしてから児童文学に興味を持ち、特に絵本に傾倒しているという柳田さんは(ア 興味深い)話を紹介した。
東京の病院に急性脳症で脳死状態になった2歳の男児が入院していた。悲しみにくれる母にはもう一つの悩みがあった。8歳の姉と5歳の兄に、弟の死をどう( イ )いいのだろうか。相談を受けた小児科医は、イギリスの作家、スーザン・バーレイの『忘れられない贈り物』を2人に読み聞かせる。死を迎える森の穴熊とほかの動物との暖かい交流を描いた物語。話が終わった時、2人の子供は目に( ウ )涙を浮かべ、「死」の重さを理解するという実話だ。
1.「活字離れ」のもっとも適切な意味は次のどれか。
A.識字率が低い。 |
B.書籍の利用率が低下する。 |
C.文字を読み書きする能力が弱い。 |
D.文字媒体の利用率が低下する。 |
A.読書で親子の心の触れ合いを深める。 |
B.読書で心の豊かな子供を作る。 |
C.読書で人間の交流を強める。 |
D.読書で人間と動物の共存を理解する。 |
A.きょうみぶかい | B.きょうみふかい |
C.しゅみふかい | D.しゅみぶかい |
A.分かったら | B.分からせたら |
C.分かるなら | D.分からせるなら |
A.おおいに | B.おおく | C.いっぱい | D.とても |