1 . インターネット時代では、ネット流行語の世代交代は常に速いようだ。中国では最近、「emo」が多くのネットユーザーの口癖になっている。これは嬉しくない、落ち込むといったネガティブな感情の表現によく用いられる。
「emo」の意味については諸説がある。本来、情緒的な音楽スタイルであり、ネット世界で「ゆううつ」「センチメンタル」「テンションが下がる」など複数の意味が派生したという説がある。英語の「emotional」の短縮形で、不安定な情緒を形容する時に使われ、関連する意味は嬉しくない」「困った」などに広がって使うこともできるという説もある。
心理学専門家の宋広文氏は、「現代社会は誰もが忙しく、仕事が順調に進まないといったことで緊張またはストレスを感じる。『emo」という言葉は人々の感情表現の需要にマッチする」と述べた。心理学の視点から言えば、感情そのものは正しいも正しくないもないが、ネガティブな感情が長期的に蓄積されると正常な生活のリズムに影響を与え、さらには病気を引き起こす可能性もある。
つらく感じたり、意気消沈したりする時には古典名著を読むという人がいる。「最近はよく(春秋時代の思想家老子が書いた)「道徳経」を読み、昔の人の知恵を学ぶ。「上善は水のごとし」という言葉に接すると癒やされる。それに、完璧主義に走らず、人に対して寛容になるよう注意を促してくれる」という。もしイライラがしばらく続く時は、静かな場所で一人で過ごし、頭を空っぽにするという人もいる。「安全なルートを選び、路線バスで最後のバス停まで乗り風景を見れば、心がずっと穏やかになる(ア)だ」。
宋氏は、「一部のネットユーザーが「emo」という言葉をよく使うのは、感情の共鳴を求め、また自分の感情に注目してもらうことで、他者との交流で共通点を増やそうとするためだろう。ネガティブな感情が強い時は友人と雑談することでそれを発散したり、穏やかな音楽を聞き気持ちをリラックスさせたり、または適度な運動をしたりして、自分に適した発散方法を見つけるといいだろう」と述べた。
1.どんな場合に「emo」という言葉を使うか。A.朝まで残業した | B.試験の成績がよかった |
C.美味しいものを食べった | D.友人に会った |
A.わけ | B.べき | C.はず | D.ため |
A.感情の共鳴 | B.アクティブな感情 |
C.ネガティブな感情 | D.穏やかな感情 |
A.心理学の視点から言えば、不安定な情緒は正しくない。 |
B.心理学の視点から言えば、ネガティブな感情は正しい。 |
C.誰も緊張またはストレスを感じられない。 |
D.ネガティブな感情が長期的に蓄積されると生活のリズムに影響を与える。 |
A.「emo」という言葉は安定な情緒を形容する時に使われる。 |
B.ネガティブな感情が長期的に蓄積されると必ず病気を引き起こす。 |
C.適度な運動をして、ネガティブな感情を発散できる。 |
D.多くの人『emo』という言葉を使うのは、他者との交流で共通点を増やそうとするためだ。 |
2 . 2022年の春節(旧正月、来年は2月1日)には「大年三十」がないことに、あなたは(ア)いるだろうか?「大年三十」というのは、中国の伝統的な暦法である旧暦の12月30日のことだ。専門家によると、旧暦の算出法は月と太陽の動きの周期によって決まるという。中国の伝統的な旧暦では、「朔望月」に基づいて1ヶ月の日数を計算する。「朔」というのは月が完全に欠けて見えない時刻で、「朔」になる日が1日(初一)となる。「望」というのは満月の時刻で、「望」になる日がその月の「15日」となる。月と地球、太陽の間の相対運動は一定ではないため、「朔望月」の周期には長い時と短い時があり、旧暦の1年には大の月(30日)と小の月(29日)とがある。旧暦では毎月の1日が必ず「朔月」になるようにするため、大の月と小の月の配置も固定されておらず、観測と計算によって決める必要がある。
今年の旧暦12月はちょうど小の月であるため、旧暦12月30日にあたる「大年三十」がない。旧暦12月30日がないのは、だいたい3年から5年に1度で、数年連続でそうなることもある。次に旧暦12月30日がない春節は2025年。旧暦12月30日がなく、29日が大晦日となる。
1.(ア)には何を入れるか。A.気付いて | B.気になって | C.気にして | D.気に入って |
A.「朔望月」に基づいて計算する。 |
B.月と太陽の動きの周期によって計算する。 |
C.月と地球、太陽の間の相対運動によって計算する。 |
D.「朔望月」の周期の長い時と短い時に基づいて計算する。 |
A.「朔」になる日が15日(初一)となる。 |
B.「朔」というのは満月の時刻である。 |
C.「朔」になる日がその月の「15日」となる |
D.「朔」というのは月が完全に欠けて見えない時刻である。 |
A.「朔望月」の周期には長い時と短い時がある。 |
B.月と地球、太陽の間の相対運動は一定ではない。 |
C.大の月と小の月の配置は固定されておらず。 |
D.旧暦では毎月の1日が必ず「朔月」になる。 |
A.3年後 | B.5年後 | C.2025年 | D.2022年 |
3 . 「あなたにとって、理想の暮らしとはどんなものか?それを続けるために、どれだけのお金が必要か?」という問いが投げられたら、私達はこれからの人生をどう選ぶかを考えさせられてしまうことになる。
「人生の予算」はどのような人生を設計するのかに密接につながる。人生設計ができたら、大まか(粗略)でも自分なりに必要となる「予算」の答えを出すことになる。①そうすれば、はじめてお金と向き合う資格を得ることができるのだ。
予算達成のために、日頃から資産を増やしたり貯めたりする人がいる一方、今も今後も稼げる人になるための、生活の設計や投資の方法、遊び方や人付き合いなどを行う人もいる。従来のライフスタイル、常識に縛られず、生涯現役などを目指して、できるだけ働ける期間を伸ばす、ということだ。
お金を取り巻く環境が急激に変りつつある時代に、「予算」をどんな「資産」に置き換えて考えればよいのかという②意識の変革も必要となる。単なる「お金持ち」ではなく、「人生を自由に選択できる人」になるという人生設計も「人生の予算」を考えるうえで一つの選択肢になるはずだ。いや、それこそが時代に合わせたより③合理的な人生プランではないかと思う。
1.文中に①「そうすれば、はじめてお金と向き合う資格を得ることができる」とあるが、それはなぜか。A.理想の暮らしといっても色々あり、具体的にその予算額を考えるのがなかなか難しいから |
B.人生設計ができ、必要となる予算額が分かると、人々は人生と金の関係を真剣に考えるようになるから |
C.そのような問いを投げられない限り、人々は人生の過ごし方などについて真剣に考えることはないから |
D.人生をきらんと設計してはじめて、そのような人生を送るのに必要な予算額を如何に稼ぐのかが分かるから |
2.予算達成のために、筆者の推測に合わないのはどれか。
A.稼げる人になる。 |
B.働ける期間を伸ばす。 |
C.買い物しない人になる。 |
D.資産を増やしたり貯めたりする人がいる。 |
A.「予算」を「資産」に置き換えること |
B.人生を自由に選択できる人」になること |
C.人生設計も「人生の予算」の一つであること |
D.お金を取り巻く環境が急激に変りつつあること |
A.人生を自由に選択できること | B.資産を増やすこと |
C.働ける期間を長く伸ばすこと | D.お金持ちになること |
A.人生の予算は、どんな人生を設計するかによって金額が変るのだから、合理的に人生設計をすべきである。 |
B.人生設計ができたら人生の予算も大まかに分かり、その後は資産を増やしたり貯めたりするだけである。 |
C.生活の設計や投資の方法、遊び方や人付き合いなどは人生の予算達成に関係するので、慎重に行うべきである。 |
D.激変する時代の中で、自由に人生が選択できる人生設計を立てるのも、人生の予算を考える上での選択の一つである。 |
4 . 日本では昔から箸が使われてきたと言われています。( ① )、古代の箸は、今のような2 本の棒状の箸ではなく、1 本の細く削った竹をたわめて(弯曲)ピンセットのような形にしたもので、それで食べ物を挟んでいたようです。このとき、竹の端と端を向かい合わせることから、鳥のくちばし説とは別に、「端」が箸になったという説もあります。
日本では古代の箸は、おもに神へのお供え物を移動させるためのものでした。後に、日 常の食事に用いられるようになったほか、儀式や行事には特別な箸が使われるようになり、宮廷行事には竹、節句などには柳の箸、月見の宴には萩の箸が使われるようになりました。
江戸の末期ごろになってスギの割箸が現れ、大正時代に入ると、他人が一度使った箸は二度と使わないという意味の②「衛生割ばし」の名前で割り箸が広く普及するようになり、現在に至っています。
ちなみに、( ③ )、かつては天皇や皇族が用いた箸の付属品だったと言われています。
1.文中の(①)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.それでは | B.そして | C.ただ | D.それに |
A.月見の宴 | B.儀式や行事 |
C.神へのお供え物の移動 | D.天皇や皇族の食事 |
A.割り箸が広く普及してきた。 |
B.他人が一度使った箸は二度と使わない。 |
C.日常の食事の時には箸置きや箸箱などはない。 |
D.江戸の末期ごろになってスギの割箸が現れた。 |
A.スギの割箸などは |
B.箸についたものをとろうとして |
C.食事の途中、箸を食器の上に渡して |
D.今も使われている箸置きや箸箱などは |
A.日本は中国よりもっと早く箸を使うようになった。 |
B.大正時代に入ると、スギの割箸が現れた。 |
C.衛生割ばしは天皇や皇族しか使わなかった。 |
D.古代の箸は細く削られた竹で作られ、ピンセットのようなものだった。 |
私は今京都にいます。おととい飛行機で来ました。
京都はきれいですよ。京都の今の紅葉は本当にすばらしいですね。私は日本の秋が好きです。小野さんはどうですか。京都にはお寺や神社がたくさんあります。おとといは金閣寺などのいろいろな所へ行きました。①その日の天気がよかったですから、人がたくさんいました。どこもとてもにぎやかになりました。昨日は奈良へ行きました。奈良もお寺が② ですね。昨日は雨でしたから、人があまりいませんでした。東大寺はとてもきれいでした。びっくりしました。小野さんは京都と奈良と、どちらが好きですか。
小野さんにお土産を買いました。とてもきれいな紅葉の葉書です。来週の日曜日に帰ります。
では、また。
李 佳
11月25日
1.①「その日」はいつですか。A.11月26日 |
B.11月25日 |
C.11月24日 |
D.11月23日 |
A.少ない |
B.多い |
C.あまり少ない |
D.多くない |
A.京都はとてもきれいです。 |
B.紅葉はとても多いです。 |
C.京都の紅葉はとてもきれいです。 |
D.京都の紅葉はとても多いです。 |
A.分かりません。 |
B.小野さんは奈良が好きです。 |
C.京都と奈良はどちらも好きです。 |
D.小野さんは京都が好きです。 |
A.きれいな紅葉 |
B.葉書 |
C.お寺の絵 |
D.神社の絵 |
6 . 亜弥さんはわたしの友達で、ロボットです。体が小さいですが、丈夫です。亜弥さんの外国語が上手です。私は亜弥さんに韓国語を勉強しています。毎日彼女と簡単な挨拶を練習します。とてもおもしろいです。
1.亜弥さんはどんな友達ですか。A.重いロボットです。 | B.日本語や英語などができます。 |
C.おもしろい人です | D.男子です |
A.はい、できます。 | B.いいえ、まだです。 |
C.挨拶しか話しません。 | D.できません |
7 . 高校に来て1か月が経ちました(过去了)。今日は新しい生活を少し紹介します(介绍)。掃除当番(值日)の日は夕方、教室を掃除します。夜は7時から9時まで教室で自習をして、10時に寝ます。最初はおなかが空いて、寝ることができませんでしたが、今はもう慣れました(习惯)。寝る前に友達とおしゃべり(交谈,谈话)をします。この時間が1日の中で一番(最)楽しい時間です。
注: 一致:一致,符合。
文章の内容と一致するのを選んでください。
A.私は 7 時から 9 時まで教室で自習します。 |
B.10 時になって、すぐ夢を見ます(做梦)。 |
C.1日の中で一番楽しい時間は自習の時です。 |
D.今はもう高校の生活が慣れました。 |
8 . 先週、家族といっしょにジュース工場へ見学に行きました。工場は2020年にできました。従業員は10人です。ジュースの作り方も見ました。その時、わたしはジュースをいっぱい飲みました。
ジュース工場はどうですか。
A.静かです | B.従業員が多いです。 |
C.ジュースの作り方が複雑です。 | D.新しい工場です。 |
9 . 大阪は大きい町です。ビル(建筑)や車や人が多くて、お寺や神社もたくさんあります。外国人もたくさん遊びに来ます。
大阪はどんな町ですか。
A.にぎやかな町。 | B.大きくない町。 | C.山が多い町。 | D.古い町。 |
10 . きれいに見せたい、もっとハンサムになりたいと整形をする人が増えているが、きれいでなくても、ハンサムでなくても、整形する必要などないとわたしは思う。見た目(外观)がよくなくても、それはそれぞれの個性だと言える。
見た目や人の容貌は心の持ち方でずいぶん変わる。また、自分を向上させようと努力している人は、それが顔にも表れる。将来に向けて頑張っている人は、表情も明るく目が輝いていて、気持ちにも余裕ができて人に優しく接することができる。性格が悪い人はどんなに美人でも親しくしたいとは思わない。人と付き合うには、外見がいいことより( ア )性格がいいことのほうが重視されると思う。
父は、「有名な醜男」だった。しかし、彼と親しく接したものはみな、その慈愛に満ちた表情に魅力を感じて心を引かれたという。つまり、外見の醜さを気にせず相手を思いやって接すれば、人は自分の魅力を理解してくれるということだ。
もちろん、心を改良したからといって、直ちにそれが顔に表れる( イ )。また、相手が容貌と心との見分けのつかないような人なら、結局のところ親しく接してくれないかもしれない。だが、外見のことを気にしたり悩んだりしても仕方がない。整形をする前にまず自信を持って積極的に物事に取り組むことが必要だろう。
1.文中に「きれいでなくても、ハンサムでなくても、整形する必要などないとわたしは思う」とあるが、それはなぜか。A.誰も気にしないから |
B.人それぞれ個性があるから |
C.誰も見分けがつかないから |
D.顔が醜かったら何もできないから |
2.文中の( ア )に入れるのに最も適切なものはどれか。
A.たしか | B.まったく | C.むしろ | D.もちろん |
3.人の見た目はその心の持ち方とどんな関係か。
A.心の持ち方が人の見た目と関係がない。 |
B.心の持ち方を変えたら、人の見た目はすぐ変える。 |
C.心の持ち方を変えることで、見た目の問題を解決できる。 |
D.心の持ち方が人の見た目に影響を与える。 |
4.文中の( イ )に入れるのに最も適切なものはどれか。
A.ことが必ずできる | B.ことはないかもしれない |
C.にちがいない | D.に相違ない |
5.筆者の考え方に一致しないものはどれか。
A.人の見た目を十分以上に気にする必要がない。 |
B.見た目より表情のほうが大事だ。 |
C.見た目より性格のほうが大事だ。 |
D.整形する必要がない。 |