1 . わたしは漫画家なので、人のわずかな動作に好奇心を持つ。だから、わたしが外国で失敗をすると、すぐ、その国の人々がわたしに見せる反応を敏感に感じてしまうようだ。
①、私たち日本人がスープをズルズル音を立てて、飲んでいるのを見て、欧米人や中国人が嫌な顔をしたのを何度も見たことがある。日本人は昔、畳の上に座って、低いおぜん(テーブル)で食べていたので、食器が口から遠かった。②、お碗も口元へ持ってきて吸う習慣がついた。だから、音が立ってしまう。これは、どっちのほうが文化が高いとか、低いとかいうことではなく、その国々の習慣やマナーが違うだけのことである。
日本人がイスとテーブルの食事をするようになったのは、1960年ごろからのことで、まだ、膝を組んで食べる者もいる。外国人は嫌な顔をするだろう。韓国の女性は座るとき、片膝を立てる。私はとても美しいと思うが、両膝をそろえて座る習慣の日本女性は、嫌な顔をするだろうし、韓国女性は正座がいいとは思わない。
1.文中の①のところに入れるのに、最も適当なものはどれか。A.つまり | B.たとえば | C.そのうえ | D.ところが |
A.それに | B.それでも | C.それで | D.それから |
A.わたし | B.外国人 | C.欧米人 | D.中国人 |
A.欧米人や中国人がイヤな顔をしたこと |
B.日本人が昔、低いおぜんで食べていたこと |
C.日本人がお碗をロ元へ持ってきて吸うこ |
D.日本人が音を立てて、何かを飲こと |
A.わたしは外国で生活しているので、よく失敗をする。 |
B.いやな顔をされたので、外国のことがすきではない。 |
C.人々の動作や行為は、その国の習慣と儀礼に関わる。 |
D.韓国女性の座り方は日本人の正座より美しいと思う。 |
2 . 夜遅く突然、電話のベルがなってびっくりさせられることがありますよね。こんな時間に①だれからかかってくるだろうと思って電話をとると、向こうからは何も聞こえません。電話を切ると、またすぐにベルがなります。「もしもし、どなたですか」と聞いても、何の答えもありません。これは気味のわるいものです。どこのだれがこんないたずらをしているのか、いたずらじゃなくて、本当にだれかが急な用事でかけてきたのか、電話が壊れているのなら大変だなどと考えたりするんです。もし電話を切ってこちらからかけ直すと、電話の向こうはやっぱり無言のままです。本当に戸惑っています。
そのことで、最近このような話を聞いたんですが、このごろの小学生は勉強が大変で疲れたとき、このいたずら電話をするという。もちろん全部がそんなことをしてるんじゃないが、向こうは何回も「もしもし、もしもし」と言うのを聞いているそうです。人が困るのを見て面白がるというのは、人間の心の中に持っているものかもしれませんけれど、今の子供たちの考えは、②怖いです。こんな子供が大きくなったらどうなるか、考えると恐ろしくなります。
1.文中の①のところに入れるのに、最も適当なものはどれか。A.いくら | B.いくつ | C.いっそう | D.いったい |
A.うれしくてたのしい | B.うれしいが、おかしい |
C.こわくておかしい | D.こわくてうれしい |
A.私がいたずら電話で怒ること | B.私がいたずら電話に出ること |
C.小学生が勉強にとても疲れていたこと | D.小学生がいたずら電話をかけること |
A.なにで | B.なにも | C.なんとか | D.なんだか |
A.小学生は勉強が大変でいたずら電話をしても心配しないべきだ。 |
B.いくら急用があっても、夜遅く電話をかけるわけにはいかない。 |
C.私は思いやりのない小学生をみて、日本の将来を心配している。 |
D.電話が故障しているかもしれないので、気にしないほうがいい。 |
3 . 今日は朝から快晴で、気持ちの良い一日でした。
朝食にはお気に入りのトーストとコーヒーを楽しんで、新聞を読みながら穏やかな時間を過ごしました。
①、午前中は友達と公園で遊んでいました。青空の下、風に揺れる木々が心地よく、笑い声がたのしくこだましていました。ボールを投げたり、花を摘んでみたり、子どもたちと一緒に過ごしました。昼食後、図書館で読書の時間を楽しんでいました。最近、興味を持っていた小説を手に入れ、静かな空間で没頭することができました。本の中の世界に引き込まれ、時間を忘れるほどでした。
夕方には家に戻り、夕食の用意をしながら昼間の出来事を思い出しました。家族といっしょに食卓を囲んで今日の出来事や感じたことを話し合いました。笑いあり、感動ありの和やかな時間でした。夜は静かな時間を過ごし、何かを書くことにしました。今日の出来事や感謝の気持ちを振り返りながら、心の中にある思いを文字に起こしました。②も毎日を大切に、豊な日々を過ごしていきたいと思います。
1.文中の①のところに入れるのに、最も適当なものはどれか。A.そして | B.まず | C.最後に | D.よく |
A.笑い声が小さくなって、静寂になった。 |
B.笑い声が大きくなって拡散していった。 |
C.笑い声が聞こえなくなった。 |
D.笑い声が風で消えていった。 |
A.図書館で自分の頭を下げることができた。 |
B.小説を書くことに専念することができた。 |
C.小説を読むことに専念することができた。 |
D.頭を下げるのを通じて小説を手に入れた。 |
A.これから | B.それから | C.あれから | D.どれから |
A.小説 | B.論文 | C.日記 | D.説明書 |
4 . むかし、山の中にこの2匹がいました。
かめ①は足がのろかった②です。うさぎ③はいつもかめを嘲笑いました。
「じゃ、ぽくたちは競争しましょうよ。」とかめが言いました。うさぎも「じゃ、そうしましょか。」と言いました。この2匹は、競争を始めました。終点は山の上でした。
ぴょんぴょんぴょん。うさぎはすぐ前まで走りました。かめはずっと④後ろにいました。そして、ても遅かったです。
「かめは夜まで山の上に着く⑤ことができませんね。」とうさぎが言いました。うさぎは自慢⑥しました。草の上に寝ました。(ア)、かめは一生懸命⑦走りました。
風が吹いていました。うさぎが目を覚ましました⑧。かめを見て、もう山の上の近くにいました。
「あ、しまった⑨!」
うさぎは慌てて⑩走りましたが、もうだめでした。
注释:
①かめ:乌龟 ②のろかった:以前慢吞吞的 ③うさぎ:兔子
④ずっと:一直 ⑤着く:到达 ⑥自慢:骄傲,自大
⑦一生懸命:拼命地 ⑧目を覚ましました:睡醒了 ⑨しまった:糟了
⑩慌てて:慌张地
1.文中の「この2匹」の指すものはどれですか。A.うさぎととり | B.かめとうさぎ | C.うさぎととり | D.かめとねこ |
A.川の近く | B.海の近く | C.山の上 | D.山の下 |
A.うさぎが走る姿 | B.うさぎが話す姿 |
C.かめが走る姿 | D.かめが話す姿 |
A.じゃ | B.どうぞ | C.また | D.でも |
A.うさぎが先に(先)終点に着きました。 | B.かめが先に終点に着きました。 |
C.うさぎが走るのは遅いです。 | D.かめが途中で寝ました。 |
5 . 先週、わたしは家族と海に行きました。車で3時間かかりました。わたしは水泳が好きです。いつも400メートル泳ぐことができます。でも、あの日は300メートルだけ泳ぎました。妹は500メートルぐらい泳ぎました。すごかったです。13時に近くの店へ食事に行きました。店にはケーキとハンバーガーがありました。どちらもおいしかっです。午後船で釣りに行きました。父は釣りが上手です。母もそうです。
1.「わたし」は何で海に行きましたか。A.車 | B.地下鉄 | C.バス | D.自転車 |
A.200メートル | B.300メートル | C.400メートル | D.500メートル |
A.海 | B.車 | C.店 | D.船 |
A.車 | B.水泳 | C.食事 | D.釣り |
A.先週、わたしは友達と海に行きました。 |
B.妹さんは500メートルぐらい泳ぐことができます。 |
C.海の近くの店にケーキがありませんでした。 |
D.父は釣りが下手です。母もそうです |
6 . 木村:王さん、おはようございます。
王:あ、木村さん、おはようございます。
木村:明日は工場見学①ですね。楽しみですね。
王:えっと、工場はどこですか。
木村:王さんは知りませんか。工場は動物園の近くですよ。あそこは昔デパートでした。
王:あそこですか。あ、私は昔あそこで服を買いました。
木村:ええ、わたしもです。
王:工場見学は何をしますか。
木村:あそこはアイスクリームの工場です。アイスクリームの作り方②を見ます。自分で作ることきますよ。
王:すごい!アイスクリームが大好きです!
木村:明日みんな学校からいっしょに行きます。朝8時に学校に来てくださいね。
王:早いですね。
木村:これも授業です。欠席はだめですよ。
王:分かりました。楽しみですね。
注释:
①見学:参观 ②作り方:制作方法
1.明日はどこに行きますか。A.工場 | B.動物園 | C.デパート | D.学校 |
A.工場 | B.動物園 | C.デパート | D.学校 |
A.アイスクリームを見ます。 | B.アイスクリームを作ります。 |
C.アイスクリームを食べます。 | D.アイスクリームを買います。 |
A.工場見学 | B.服を買うこと |
C.学校に来ること | D.アイスクリームを作ること |
A.明日英語の授業があります。 | B.動物園の近くは昔デパートでした。 |
C.王さんはアイスクリームがきらいです。 | D.明日は工場に集合します。 |
7 . 私は日曜日に友達のリーさん①( )山本さんの家に行きました。山本さんの家は遠いです。バス②( )行きました。山本さんの家で午前おもしろいアニメ③( )見ました。昼ご飯は山本さんのお母さんが作りました。とてもおいしかったです。午後のテレビ番組(电视节目)はあまりおもしろくありませんでした。山本さんの家の前④( )テニスをしました。とても⑤( )日曜日でした。
1.①A.いっしょ | B.いっしょに | C.といっしょに | D.といっしょ |
A.に | B.で | C.を | D.が |
A.に | B.で | C.を | D.が |
A.に | B.で | C.を | D.が |
A.楽しかった | B.楽しいな | C.楽しいかった | D.楽しい |
8 . 疲れを感じた時、どうやって休憩を取っているだろうか?とにかく寝る?(ア)食べまくる(狂吃)?
睡眠がとても大切であることは周知の事実だ。睡眠は私たちにとって「充電」のようなもので、体力が回復するだけでなく、記憶を固定させ、精神力の回復にもつながる。
しかし、「寝過ぎ」は逆にトラブルを引き起こす可能性がある。寝過ぎると、目が覚めても体がすっきりしていないと感じるだけでなく、頭がぼ一っとしたり、頭痛やだるさを訴えたりする人もいる。寝過ぎることによって、逆に疲労感を増すのは、健康的ではない睡眠のリズムが、1日周期でリズムを刻む体内時計を狂わすからだ。
「食いしん坊」にとって、美味しい物を食べることは、ストレスを解消する最も手っ取り早く、効果的な方法だろう。
糖分は快感をもたらすドーパミン(多巴胺)の分泌を刺激するということは広く知られている。しかし、糖分を摂取しすぎると、その時こそ「幸せ」を感じることができても、肥満の原因になるだけでなく、気分が落ち込みやすくなってしまう可能性があることはあまり知られていないかもしれない。2019年に、研究者がうつ病(抑郁症)患者を対象に実施した研究によると、糖分を含む飲み物を飲むとうつ病のリスクが高まることが分かった。
このように休憩の取り方にも「節度」が必要で、度が過ぎると、逆に疲労感を増し、気分転換することもできない可能性があるということだ。そのため、適度に食べたり、寝たり、遊んだりしたほうがよさそうだ。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なのはどれか。A.したがって | B.ところで | C.また | D.それとも |
A.睡眠時間は長ければ長いほどいい。 |
B.睡眠は大切だが、寝過ぎてはいけない。 |
C.「寝過ぎ」は必ず問題を引き起こす。 |
D.睡眠時間は人によって違う。 |
A.目が覚めない。 |
B.体が気持ちよくなる。 |
C.頭痛がする。 |
D.リラックスできる。 |
A.糖分を摂取しすぎるので太るようになる。 |
B.美味しいものをいっぱい食べても幸せを感じなくなる。 |
C.糖分を取ってもドーパミンを分泌しないから気分が落ち込みやすくなる。 |
D.糖分を含まない飲み物を飲んでうつ病になりにくくなる。 |
A.休憩の取り方は度が適当にしたほうがいい。 |
B.美味しい物を食べることは、リラックスするのに最も効果的な方法だ。 |
C.睡眠がとても大切だけど、寝すぎると健康に悪い。 |
D.度が過ぎると、逆に疲労感を増し、気分転換することもできない。 |
9 . 大事な試験に失敗する。眠り運転で車をガートレール(护栏)にぶつけてしまう。あやまって人に怪我をさせる。仕事でへまをやる(出差错)。寝坊して大事なミーティングに遅れる。こんなことは誰にでもある。
やってしまったことや、起ってしまったことは、もう元には戻らない。頭ではそれが分かっていても、どうしてもくよくよしてしまう癖が私たちにはある。
しかし、起こったことをくよくよしても始まらない。とにかく、受け入れないうちは次に進めない。悩むことにもエネルギーが要ることを知ってもらいたい。どうせエネルギーを費やすなら、できるだけ生産的なことに使いたい。実は、そのちょっとしたエネルギーの使い方の違いが、人生を大きく変えてしまうのだ。
起こったことを本当に受け入れれば、次にどんな行動を起こせばいいかが見えてくる。起こったことをついくよくよ考えてしまうのは、自分のイメージに傷がつくからに他ならない。「私は品行方正で完璧な人間だ」というイメージに囚われていると、それこそ身動きが取れなくなる。
(ア)、自分に対してできるだけ柔軟なイメージを持つよう心がけた方がいい。「まじめだけど、時々、へまをやり(犯错)、だらしない(散漫)ところもある」といったイメージを持っていれば、少々の失態をしても自分を大目に見られるようになる。
1.この文章によると、「こんなこと」ではないのはどれか。A.試験に合格しないこと |
B.仕事がうまくいっていること |
C.会議に遅れること |
D.交通事故を起こすこと |
A.喜ぶ | B.怒る | C.驚く | D.悩む |
A.起こったことを受け入れなくても前に進める。 |
B.エネルギーの使い方の違いが人生を変えることはない。 |
C.くよくよ考えてしまうのは自分のイメージに傷がつくからだ。 |
D.自分に合わないイメージに囚われても完璧な人間になれる。 |
A.だから | B.しかし | C.それに | D.それで |
A.自分は品行方正で完璧な人間だと要求している。 |
B.自分に対して柔軟なイメージを持つ。 |
C.いつもだらしなく行動するほうがいい。 |
D.起こったことを何度も振り返って反省する。 |
10 . 毎年3月になると、春風が吹き始め、日本人の間では必ず「今年は桜がいつ満開になるかなぁ」という話題が出てきます。3月下旬に入ると、毎日テレビなどの「桜前線」の報道を聞き、人々は首を長くして、真冬の後に一番早く咲いてくれる花の満開を待ちます。
私は、幼いころ、中国で親に連れられて花見に行くとき、桃や梨の花など花林の中を散歩しながら、花見をしていました。(ア)、日本ではみんな桜の下に座って、弁当を食べたり、お酒を飲んだり、話をしたりして、ときには歌ったり、踊ったりもしています。特に不思議なのは普段まじめな中高年の男たちが桜の下で子供のように有頂天(忘乎所以地)になって踊ったり歌ったりすることです。帰国の時、「なぜ日本人は桜の下でしかリラックスできないのですか」と何回か友達に聞かれたことがあります。私もこのような質問をまわりの日本人の友達に聞きました。みんなからはほぼ同じような回答をもらいました。「やさしい桜は一輪が目立たないのですが、一面になると本当に感動を与えてくれます。桜は日本という国だけでなく、日本人の心も表しています。桜の下に座ってはじめて安心感を覚え、本当の自分が見つかり、一年間溜まったストレスが解消できます」と。
日本で何回か花見をしたあと、友達の言っている日本人の桜に対する恋しさの解釈が少しずつわかってきました。自分もそれに共鳴を覚え、桜に対して恋しい感情が芽生え始めました。
1.文章に「人々は首を長くして」とあるが、それはどういうことか。A.桜の咲くのを楽しみにする。 |
B.テレビのニュースを聞く。 |
C.桜が話題になる。 |
D.日本人は桜が好きだ。 |
A.つまり | B.しかし | C.そのため | D.すると |
A.桜は感動を与えてくれる。 |
B.桜は日本人の心を表す。 |
C.真面目な大人は子供の時を思い出す。 |
D.桜の下で安心感がある。 |
A.友達が花見に対する感情 |
B.日本人が桜に対する恋しさ |
C.自分が共鳴を覚えること |
D.ストレスが解消できる感覚 |
A.桜が3月下旬咲き始める。 |
B.日本人は桜の下で、多様なイベントがある。 |
C.筆者は今日本人の考え方が分かった。 |
D.筆者は小さい頃から桜の花見が好きだ。 |