1 . 田舎で暮らすと何でも安いので、生活費があまり掛かりません。広い家を買っても借りても驚くほど安く済みます。庭も広いから、①そこで野菜などを作って食べることもできるでしょう。自然がいっばいだし、のんびり(悠闲)しているから子供を育てるのにいいです。学カテストをしたら小学校も中学校も一番は地方の県でした。子供ばかり(光,只)ではありません。お年寄りにとっても暮らしやすいところなのです。近所の人はみんな知り合いで、お付き合いが多いですから、都会のように②1人で寂しいということがありません。
では、なぜ③田舎の人ロは減り続けているのでしょうか。田舎の生活には車が必要だとか、店があまりないとか不便なこともあります。しかし、一番の問題は田舎には仕事がないことです。仕事があれば若者も帰ってきます。この問題を解決してもっと田舎で暮らせるようにしたいものです。
1.①「そこ」とはどこを指しますか。A.田舍 | B.広い家 | C.庭 | D.自然 |
A.近所の人はみんな知り合い、お付き合いが多いですから |
B.生活費があまり掛からなくて、困っていることはあまりありませんから |
C.近所に親切な人がたくさんいます。 |
D.近所にお年寄りがたくさんいますから |
A.田舎は何でも安いので、一生懸命に働かなくてもいいです。 |
B.子供たちはのんびり勉強しているから、テストの点がいいです。 |
C.みんなが家族のように暮らしています。 |
D.子供を育てるのにもいいし、暮らすのにもお金があまり掛かりません。 |
A.若者が田舎に住みたくありませんから | B.あまり仕事がありませんから |
C.車が運転できない人が増えましたから | D.店がなくて不便ですから |
A.田舎はいいことばかりです。 |
B.田舎は何でも安いので、給料も少なくていいです。 |
C.田舎の人ロはもう増えることはありません。 |
D.仕事が増えれば田舎に住む人が増えます。 |
2 . 今から90年ぐらい前の話です。貧しい家の子供がいました。ある雪の日のことです。この男の子はシャツ(衬衫)を買ってもらえないため(因为)、お姉さんの赤い色のシャツを着て、学校に行きました。①____、クラスメート(同学)は「赤いシャツ、赤いシャツ」と言って、②その男の子を苛めました(捉弄)。それを見たある少年は③_____ように言いました。「みんな、やめたよ。寒くなければ、どんな色のシャツを着てもいいじゃないか。」でも、みんなはやめようとしませんでした。そして赤いシャツを着た男の子は泣いてしまいました。
次の日のことです。貧しい家の男の子を助けたこの少年は、赤い色のシャツを着て学校に来たのです。④みんなはびっくり(吃惊)しました。そして、男の子を苛めた子供たちは、貧しい家の男の子に「昨日のことはごめん。」と謝りました。
この優しい少年の名前を宮沢賢治と言います。宮沢質治の家は、お金持ちでしたが、貧しい人のことをよく考える、優しい少年でした。37歳で亡くなりましたが、楽しくて美しい童話や詩をたくさん書き残しました。
1.①____には何を入れるかA.すると | B.それで | C.それに | D.しかし |
A.お金がないから | B.男の子なのに女の子の服を着たから |
C.冬なのにシャツを着たから | D.宮沢賢治と友達だから |
A.この | B.その | C.あの | D.どの |
A.貧しい家の男の子が赤い服を着て来たから | B.宮沢賢治が貧しい家の男の子に謝ったから |
C.宮沢賢治が赤い服を着て来たから | D.貧しい家の男の子が泣いたから |
A.この優しい少年の名前は宮沢賢治だ。 | B.宮沢賢治は童話や詩をたくさん書いた。 |
C.宮沢賢治の家はお金持ちだった。 | D.貧しい家の男の子は宮沢賢治の親友だ。 |
3 . 最近、50代や60代になってから、大学や大学院で勉強する人たちが増えているそうだ。会社を定年(退休年龄)で退職した後で、専門的な勉強をしたいと考える人たちだ。
中村三郎もその1人だ。貿易会社に長年勤めていたが、今年辞めて①___に入った。若い時から趣味で英文学を読んでいたが、もっと深く勉強したいと思い、大学に入ると決めたそうだ。自分よりも若い人たちに②___いると、自分も若くなったような気がするらしい(好像)。年を取っているからと言って、③あきらめることはない、と中村さんは話している。退職後に第二の人生をどう送るかは、人によっていろいろだ。しかし、人生は1度しかない。豊かな老後を送る(度过)ためには、中村さんのように、④____のが一番だろう。
1.①___には何を入れますか。A.文学 | B.大学 | C.趣味 | D.会社 |
A.囲まれて | B.教えて | C.働いて | D.勉強して |
A.あきらめたほうがいい | B.あきらめられない |
C.あきらめなくてはいけない | D.あきらめてもいい |
A.自分の会社を作る | B.仕事をできるだけ続ける |
C.自分のやりたいことをする | D.文学を深く勉強する |
A.最近会社を辞めて大学や大学院に行く若い人が増えている。 |
B.中村さんは、今、貿易を専門的に勉強している。 |
C.中村さんは、前から英語の本を読むのが好きだった。 |
D.中村さんは、これから何を勉強したらいいか考えている |
4 . 免疫力というのは、体を病気から守る力のことです。免疫力が弱くなると、病気にかかりやすくなります。この免疫力を強くするためには、どのようにすればいいのでしょうか。まず、食事が大切です。毎日食べるものは、私たちの体の基礎を作っています。近年、しいたけ、えのきたけ、まいたけなどの「きのこ」(蘑菇、食用菌类)は、免疫力を強くする成分が多く含まれていることで、注目されています。また、腸の環境を整える役割をするヨーグルト(酸奶)や納豆、食物繊維の多いこんにゃくなどの食品を取ることも必要です。
ストレス(精神疲劳)は免疫力を低下させると言われています。悲しいことや辛いことがあると、病気に対する抵抗力が弱くなりようです。___、「笑い」は免疫力をアップ(上升、提高)します。1 日に数回は、大きな声で笑うようにしましょう。
1.「注目されています」とあるが、注目されているものとして文章の中に出ないものはどれか。A.しいたけ | B.たまねぎ | C.えのきたけ | D.まいたけ |
A.実は | B.つまり | C.反対に | D.というのは |
A.免疫力が強くなると、病気になりやすくなる。 |
B.悲しいことがあると、免疫力が高くなる。 |
C.きのこやヨーグルトを食べると免疫力が弱くなる。 |
D.よく笑うと、免疫力が強くなる。 |
A.さまざまな食べ物を 1 度に食べた時 |
B.ヨーグルトを食べた時 |
C.悲しいことがあった時 |
D.大きな声で笑った時 |
A.病気に抵抗する力 |
B.悲しみや辛いことから生まれる苦しみ |
C.免疫力を下げる食べ物 |
D.笑いで免疫力を上げる力 |
5 . 日本では少し前までアイスクリーム(冰淇淋)は夏の食べ物でした。夏は暑いから、冷たいものを食べました。寒いときには暖かいものを食べたのです。ですから、それを冬(ア) と思った人はホテルや喫茶店などへ行かなければなりませんでした。自分のうちの近くのスーパーにはありませんでした。
(イ)今では違います。私たちは雪が降っているときでも、食べることができます。部屋の中は冬でも暖かいから、ときとき冷たいものも食べたくなります。それでスーパーへ行って買ってきます。今ではホテルや喫茶店へ行かなくてもいいのです。私は今、食べたいと思った時に、いつでもアイスクリームを買うことができるのです。しかし、一年中あるものは(ウ)、塩や醤油と同じです。子供の時は、夏に食べると、次の夏までは食べられませんでした。20年ぐらい前まではそうだったのです(①)。子供たちはアイスクリームが食べられる季節になるのも長い間待っていました。たぶん、待っていたことがよかったのでしょう。いつでも食べられるものより、それ(②)はおいしいのです。
1.(ア)に入れるのに最も適当なものを選びなさい。A.食べない | B.食べられない | C.食べよう | D.食べる |
A.また | B.しかし | C.したがって | D.だから |
A.珍しくありません |
B.アイスクリームだけではありません |
C.買いません |
D.値段が高くありません |
A.長い間待っていたのです | B.食べたいと思ったのです |
C.珍しくなかったのです | D.大人しか食べられなかったのです |
A.ホテルの高いアイスクリーム |
B.長い間待っていたアイスクリーム |
C.冬食べたアイスクリーム |
D.塩や醤油 |
6 . 孫さん:
先日はお手紙ありがとうございました。こちらこそごぶさたしております。卒業記念発表会のご案内状もありがとうございました。ホームステイで私の家にいらっしゃった時は、まだ来日なさったばかりでしたのに、もう 2 年にもなるのですね。本当に速いものです。
①___時はほとんど日本語が話せなかったので心配でしたが、発表会では大勢の人の前で日本語で話されるのですね。本当に驚きました。発表会へは、家族そろって、伺うつもりです。孫さんの発表をお聞きするのが、今からとても楽しみです。
②___、③その後は何かご予定がありますか。よろしければ一緒にお食事でもいかがでしょうか。ご都合をお聞かせください。
では、発表会当日を楽しみにしております。
3 月 10 日佐々木
1.①___には何を入れますか。A.この | B.その | C.あの | D.どの |
A.ところで | B.ところが | C.それで | D.そして |
A.ホームステイ後 | B.発表会後 | C.食事後 | D.手紙を受け取った後 |
A.留学生が日本語を話せないことを心配している。 |
B.留学生が日本語で発表することを不安に思っている。 |
C.留学生がホームステイに来ることを楽しみにしている。 |
D.留学生が日本語で発表することを嬉しく思っている。 |
A.発表会を聞きに行く。 | B.発表会の案内状を出す。 |
C.発表会後の都合を知らせる。 | D.発表会後に食事に招待する。 |
孫:ヤンさん?大阪の○○大学へ行ったヤンさんですか。
ヤン:はい、そうです。孫さん、①___。
孫:ええ、おかげさまで。ヤンさんは?
ヤン:私も元気でやっています。
孫:もう3年も会っていませんね。今日はどうしますか。
ヤン:ちょっと用事があって、明日東京へ行きます。孫さんに会いたいですが、明日の夕方、時間がありますか。
孫:明日の夕方ですか。何時ごろですか。
ヤン:午後の5時ごろに東京に着きます。その後で一緒に晩ご飯を食べながら、話をしませんか。
孫:ええ、そうですよ。
ヤン:美味しい寿司が食べたいですね。孫さん、どこかいいお店を➁___。
孫:一緒に勉強した日本語学校の近くに「松寿司」という寿司屋さんがありましたが、覚えていますか。
ヤン:ええ、③___覚えています。
孫:じゃ、そこでどうですか。
ヤン:ええ、いいですよ。じゃ、6時ごろに「松寿司」で会いましょう。
孫:ええ、じゃ明日。
1.①___には何を入れますか。
A.はじめまして | B.どうしますか |
C.じゃ,お元気で | D.お元気ですか |
A.知りますか | B.知りませんか |
C.分かりますか | D.分かりませんか |
A.よく | B.あまり | C.とても | D.もっと |
A.孫さんと何年も会っていなかったから |
B.孫さんと会って話したかったから |
C.孫さんと一緒にお寿司が食べたかったから |
D.孫さんと一緒に買い物をしたかったから |
A.孫さんとヤンさんは明日はじめて会います。 |
B.孫さんとヤンさんは今東京に住んでいます。 |
C.孫さんとヤンさんは同じ日本語学校の学生でした。 |
D.孫さんもヤンさんも今大学で勉強しています。 |
8 . 早期教育よりは元気が一番だと思います。わが家では二人の娘に習いこともさせず、勉強を教え込む事もせず、お便当を持っての公園通いを日課としていました。
娘たちは、ひらがなの読み書きは自然に覚えたのですが、周囲には漢字の読み書きや掛け算(乘法)、割り算(除法)まで熟す子がたくさんいます。長女の入学が迫ってくると、のんきな私もさすがに心配になってきました。
テキストを買ってやらせてみたら、「太いの反対は?」という質問に「太くない」、「長いの反対は?」には「長くない」との答え、私は軽い眩量を感じました。
三年後、次女の入学にあたってまた不安になった私は、長女の時と同じ問題をやらせました。(ア)、次女のこたえは「太い」の反対は「いとふ」、「長い」の反対は「いがな」、私はまたも(イ)を感じました。
そんな大ボケの娘たちはいまや中学校一年と小学校四年で、落ちこぼれることもなく、元気に学校に通っています。
先生方、ありがとう!
1.文中に「心配になってきました」とあるが、それはなぜか。A.お便当を持っての公園通いを日課としていたから |
B.ひらがなの読み書きは自然に覚えたから |
C.早期教育よりは元気が一番だと思ったから |
D.娘たちに習いこともさせないで入学が迫ってくるから |
A.ちょっと楽な気持ち |
B.ちょっと寂しい気持ち |
C.ショックされた気持ち |
D.とても平気な気持ち |
A.でも |
B.それで |
C.ところが |
D.すると |
A.軽い心 |
B.軽い眩暈 |
C.軽い思い |
D.軽い気持ち |
A.早期教育は習いことも勉強もさせないほうがいいから。 |
B.娘たちの答えは同じだから。 |
C.娘たちは大ボケになってしまったから。 |
D.娘たちは成績が落ちないで元気に学校に通っている気持ちを持っているから。 |
9 . いろいろなことをすぐに忘れてしまう「もの忘れ」は、これまでは年を取るとともに(随着年齢的増长)、見える症状だったが、最近30代、40代の若い人(年轻人)にも同じような症状が見えた。
こんな若い人にも見える症状には、「人や物の名前が思い出さなくなった」、「ときどき頭の働きが止まってしまう」、「話している時に言葉が出なくなってしまう」などがある。これらの症状は高齢になると、自然なことだが、若い人たちにはやはり(还是,仍然,果然)問題があるだろう。
では、なぜ、若い人にこんな症状が出るのだろうか。その原因は自分の頭を使っていないからだ。現代社会はインターネット、携帯電話などの発達で、何か分からないことがあれば、すぐに調べることができる。だから、「探す」「思う」機会が減り、自分で考えることをしなくなってしまったのだ。
1.文中に「同じような症状」とあるが、どんな症状か。A.年を取るとともに、体が悪くなる症状 |
B.年を取るとともに、目が悪くなる症状 |
C.いろいろなことをすぐに忘れてしまう症状 |
D.年を取るとともに、足が悪くなる症状 |
A.インターネットの発達の原因 |
B.携帯電話の発達の原因 |
C.「もの忘れ」の原因 |
D.頭を使う機会が減る原因 |
A.「もの忘れ」は高齢者にだけ見える自然なことだ。 |
B.「もの忘れ」は若い人にも見えるが、これは自然なことだ。 |
C.若い人に「もの忘れ」の症状はぜんぜん見えない。 |
D.若い人に「もの忘れ」の症状が見えるのは、問題だ。 |
A.会社で隣に座っている人の名前が思い出せない。 |
B.校長先生に会ったの時、緊張して話せなくなった。 |
C.夜遅くまで仕事をしている時、頭の働きが悪くなった。 |
D.とてもぴっくりしたので、言葉が出なかった。 |
A.インターネットが発達して情報量が増えたから |
B.機械を使うことが多く、自分で考えることが少ないから |
C.現代人の生活は忙しくて、ゆっくり考える時間がないから |
D.インターネットなどが発達して、分からないことが増えたから |
10 . 物を贈るという行為は、世界中の文化や社会に共通するものだし、物を包んで贈るということも、珍しくないだろう。山口さんは折形を通して「包む」ということにも関心を深めており、包むことの意味を考えている。
「( ア )、旅館に泊まって、とても気持ちのいい接待を受けたとする。それで、世話をしてくれた旅館の仲居さんにありがとうという気持ちを伝えたい。そんな時、お金をそのまま渡すと労働の対価のような気がしてしまう。でも、お金を紙に包んで渡すことで、もてなし(接待)に対する感謝の気持ちを伝えることができる気がする。包むという行為には、そんな力があると思います」。そして、その気持ちを伝える方法の一つが折形だという。
相手のことを考えながら、気持ちを込めて自分の手で丁寧に折っていく。そして、贈り物を受け取る側は、包みを解きながら、同時に贈ってくれた人の気持ちも読み取る。今では、折形の作法を知っている日本人は多くないが、包むという行為を大切にする文化は消えていないという。
「日本の人って、贈り物をもらった時、包装を破ったりせずに丁寧に解くでしょう。貼ってあるテープとかも、紙が破れないようにゆっくり、ゆっくりと。あれはね、包むことを大切にしているからだと思います」。
山口さんは、この折形という相手への配慮に重きをおく「包む」文化を日本だけではなく、広く世界にも伝えたいと考えている。
1.文中の(ア)には何入れるのに最も適当なものはどれか。A.それから | B.それに | C.たとえば | D.さらに |
A.改めて直接ありがとうと言ったほうがいい。 |
B.感謝のお金をそのまま手渡すしたほいい。 |
C.感謝のお金を紙で包んで渡したほうがいい。 |
D.ご馳走したほうがいい。 |
A.包む作法を知っている日本人が多い。 |
B.贈り物を包んだら破れにくくなる。 |
C.包むと感謝の気持ちを伝えることができる。 |
D.包む行為は世界中で流行っている。 |
A.包装紙を大事にしているから。 | B.早く解く方法が分からないから。 |
C.ゆっくり解くと丁寧になるから。 | D.包むことを大事にしているから。 |
A.物を包んで贈るということも、珍しくない。 |
B.物を包むには手間がかかるし、紙ももったいない。 |
C.折形は気持ちを伝える方法の一つだ。 |
D.日本人は贈り物をもらった時、できるだけ包装を破らないようにする。 |