1 . マウスやラットが4年で寿命に達するのに対し、亀が100年以上も生きられる。ほとんどの生物は性的成熟に達した後、徐々に衰えていき、その過程は「老化」と呼ばれる。
では、なぜ動物界で老化パターンと寿命にこれほどの大きな違いがあるのだろうか。その答えにはいくつかあり、環境や体の大きさがその一つである。これらの要因が動物たちに適応できる進化的な圧力をかけ、種の間で、老化プロセスに違いを生み出す。大西洋や北極海の冷たく深い海を例にすると、そこに棲むニシオンデンザメ①は約400歳以上、また、ホンビノス貝②の名で知られる北極海に棲む貝は500歳まで生きられる。このような冷たい環境では心拍や代謝率は低下し、また老化プロセスを遅らせると研究者は考えている。
体の大きさは寿命の長さとは必ずしも関係があるとは限らないが、たいてい、大型種のほうが小型種より長生きする。例えば、蠕虫やハエなどの小型動物の寿命は、細胞分裂の仕組みにより、制約を受けている。これらの動物のほとんどは細胞が損傷を受けても、分裂や置換が不可能であるため、体が長く持たないのである。また、体の大きさは動物界において、進化の強力な推進要因である。小型の生物は捕食されやすいため、より早く成長し、繁殖することで、短い寿命に対抗するよう、進化してきた。(ア)、大型動物は捕食を回避するのにより優れているため、大きく成長する時間に余裕があり、一生の間に、複数回繁殖できる。
その他、遺伝に起因する差異も寿命の長さに影響を与える主因となる。これらすべての要因がそれぞれの動物に異なる度合い③で組み合わせられることから、私たちが動物界の多様性が見られるのである。
注释:①ニシオンデンザメ:睡鲨,亦称格陵兰鲨鱼
②ホンビノス貝:美洲帘蛤,小圆蛤
③度合い:程度
1.「老化」の過程として、正しいのはどれか。
A.生物は生まれた後、成体になるまでの過程 |
B.生物は成体になった後、繁殖するまでの過程 |
C.生物は生まれた後、親から離れて自立する過程 |
D.生物は成体になった後、だんだん衰える過程 |
A.冷たい環境はほかの生存環境に比べて、優れているから |
B.冷たい環境に潜む天敵が少なく、生存のストレスがないから |
C.冷たい環境では、個体の心拍や代謝率が低下し、老化の過程を遅らせるから |
D.冷たい環境では、個体の進化的なストレスもなく、老化細胞の置換も強いから |
A.小型動物は天敵が多く、それらに対する防御がなく、捕食されやすいから |
B.小型動物は細胞が損傷を受けると、分裂や置換が不可能であるから |
C.小型動物は成長も繁殖も遅く、種の競争上では優勢を占めないから |
D.小型動物は遺伝子が劣っていて、自然の生存に適応しないから |
A.一方で | B.要するに | C.その結果 | D.因みに |
A.環境 | B.進化の強さ | C.体型の大きさ | D.遺伝に起因する差異 |
2 . 日本の南極観測の拠点である昭和基地では、30人前後の人たちが仕事をしながら生活しています。自然科学を中心とした観測や研究をする人、生活に必要な電気や水を作る人など、あらゆる分野の人たちが集まっています。その中の一つが毎日のご飯を作る仕事です。私は2015年から約1年間、調理師として昭和基地で働く人たちのご飯を作っていました。
よく「南極では何を食べていますか。」と聞かれます。答えはカレーや焼肉など「国内でみなさんが食べているものと一緒」です。そもそも南極で食べている食材は、日本から船で運んでいます。昭和基地の厨房は日本のレストランのように設備も整っています。でも、そこは南極です。日本と同じようにはいかない部分もあるのです。
食材を運べるのは年に1度なので、途中で無くなってしまった食材があっても、あるものでやりくり①をしなければなりません。水を作ったり、汚れた水をきれいに処理したりする設備もありますが、日本にあるものと比べると遥かに小さく、能力にも限界があります。第一に南極で出たごみは、すべて日本に持ち帰るというルールがあります。限りある食材を大切に使い、そして環境への負荷を減らすために、多少傷んでいても、傷んだ部分だけを取り除いて食べたり、作る量や盛り付ける量に気を付けたり、残ってしまった料理を別の料理に作り直したりしました。また、余った食材で隊員たちの夜食のおにぎりを作っていました。(ア)、さまざまな工夫でごみを減らしています。南極の昭和基地での環境面に配慮した「エコ」な料理法は、日本で今問題になっている食品ロス削減のヒントになるかもしれません。
注释:①やりくり:设法安排,筹划
1.「私」は昭和基地での仕事は何だったか。
A.データを観測する仕事 | B.研究をする仕事 |
C.生活に必要な電気や水を作る仕事 | D.毎日のご飯を作る仕事 |
A.出張に行く人が持っていった。 | B.日本から船で運んできた。 |
C.南極で基地の人が育てた。 | D.近くの国から輸入された。 |
A.厨房でリサイクルする。 | B.その場で処理する。 |
C.日本に持ち帰る。 | D.南極の土に埋まる。 |
A.このように | B.こうすると | C.これで | D.これから |
A.南極の厨房で、健康のため、傷んだ食材をそのまま捨てる。 |
B.南極の厨房で、作る料理の量や盛り付ける量は勝手にする。 |
C.南極の厨房で、残った料理をペットや野生動物にあげる。 |
D.南極の厨房で、できるだけごみの量を減らすようにする。 |
3 . 千葉栄町の「千葉県立房総のむら」は、江戸~明治時代の街並みを再現した体験型の博物館として、10年以上前からコスプレーヤー①の人気を集めています。多いときは、年間1千人ほど、今も年間100人以上が撮影に訪れます。でも、2018年2月から2か月ほど、コスプレ②撮影を中止しました。
房総のむらは、千葉の昔の暮らしや技術が学べる施設です。コスプレ撮影をする人には、和服など、施設の時代設定と合う衣装で撮影することや、文化財の建物は外観だけを使うことなどのルールを定めていました。(ア)、洋装や過激な格好など、施設にふさわしくないコスプレが目立つようになったと言います。
ルールを守るよう呼びかけた上で再開したました。「大多数のコスプレーヤーさんは、ほかの人の迷惑にならないようにしてくれて、事前に使う機材の確認などもあります」と広報担当者は言います。
古い建物や歴史を学ぶ施設は、補修や運営にお金がかかります。関心や愛着を持つ人がいなければ続けられません。「コスプレも博物館の楽しみ方、学び方の一つです。利用の方法は人それぞれでいいと思っています。歴史に興味を持つきっかけになれば」と広報担当者は話します。
注释:①コスプレーヤー:扮演动漫或游戏角色的真人,coser
②コスプレ:扮演动漫或游戏角色
1.文中に「多いとき」とあるが、誰が多いか。
A.人気で訪れる観光客 | B.撮影に訪れるコスプレーヤー |
C.商売する店の人 | D.博物館を宣伝するボランティア |
A.施設などを破壊する人がいたから |
B.壊れた施設を補修するためだったから |
C.博物館の運営が悪くなり、閉館されたから |
D.コスプレのルールを守らない人がいたから |
A.洋装や過激な服装を着ること |
B.文化財の建物の中に入ること |
C.施設の時代設定と合う衣装で装うこと |
D.長く暮らして体験生活を撮影すること |
A.ところへ | B.ところに | C.ところで | D.ところが |
A.博物館の利用は決まった仕方で楽しんでいい。 |
B.博物館の利用はそれぞれの形式で楽しんでいい。 |
C.博物館の利用はお金をかけて楽しんでいい。 |
D.博物館の利用は歴史に興味を持つ人が楽しんでいい。 |
4 . 日本の国土のうち、「豪雪地帯」の面積はどれくらいを占めるか知っていますか。雪が少ない地域で暮らす人たちにとっては意外かもしれませんが、実は半分を超えています。日本は、世界でも有数の雪の多い国なのです。
特に雪が多いのは「北海道」と「本州の日本海側」です。たとえば、北海道の札幌では雪の降る日数が年間でおよそ120日もあり、1年の3分の1を雪(ア)暮らしています。
私は小学生時代を札幌で過ごしました。雪の楽しみはいろいろありましたが、ベランダに積もった雪の中にみかんを埋め、冷たくしてから食べるのもその一つでした。雪国には、天然の冷蔵庫と言われる「雪室」があるところがあります。どんなに外が寒くても、雪室の中の温度は0度を下回ることはありません。湿度も80~90%と、ほどよい①ため、野菜や果物が凍ったり、カラカラに乾いたりすることもないのです。
この雪の特性を農業に生かしたのが、「越冬野菜」です。秋に収穫する人参や大根、キャベツ、ジャガイモなどを、冬の間もそのまま収穫せずにおいて熟成させたり、一度収穫した野菜を雪室の中に入れて、寝かせておいたりします。雪室の中で保存しておくことで、うまみや甘みが増しておいしくなるそうです。
雪室のように室内で保存する方法もあれば、直接雪の中で保存する方法もあります。いずれも②「電気のいらない冷蔵庫」であるため、電気を使う冷蔵庫と違って二酸化炭素を出さず、環境に優しいというメリットもあります。
地域によっては春になれば、スーパーや直売所などで、甘くておいしい越冬野菜が出回ります③。気になる人は一度味わってみてはいかがでしょうか。
注释:①ほどよい:适宜的,恰好的
②いずれも:不论哪个
③出回る:上市
1.文章の内容によると、雪が多い地方はどこか。
A.静岡県 | B.青森県 | C.和歌山県 | D.長崎県 |
A.となって | B.として | C.とすれば | D.とともに |
A.凍るし、カラカラに乾いている。 |
B.凍らないが、カラカラに乾いている。 |
C.凍るのも、カラカラに乾くのもしない。 |
D.凍るが、カラカラに乾いていない。 |
A.冬の間、野菜を収穫しないでおいて、熟成させる。 |
B.冬の間、野菜を収穫してから、薬剤で熟成させる。 |
C.収穫した野菜を冷蔵庫の中に入れて、寝かせておく。 |
D.収穫した野菜を雪の中に埋めて、寝かせておく。 |
A.電気以外のエネルギーを消耗すること | B.二酸化炭素を出すこと |
C.地球環境に優しいこと | D.四季のいつでも使えること |
5 . 「ワークシェアリング」という言葉を知っているか。ワークシェアリングとは、働いている人たちが、自分の働く時間を短くすることによって、お互いに仕事を分け合うことである。ワークシェアリングは失業の増加を防ぐために考え出された方法だが、ワークシェアリングが進めば、仕事と生活のバランスがとれて、時間の面で、ゆとり①が生まれる。
(ア)、仕事と生活のバランスをワーク·ライフ·バランスという。みんなが協力することによって、生活時間に、ゆとりが生まれるのだ。
社員のワーク·ライフ·バランスに配慮している②企業は、日本ではまだ少ない。けれども、ワーク·ライフ·バランスがとれているということは、長時間労働が減る一方、有給休暇が増え、仕事と家事や育児との両立もしやすくなることを意味する。だから、ブラック企業を厳しく監視する反面、社員のワーク·ライフ·バランスに配慮している企業を高く評価することも必要である。
人気の企業になれば、その企業には優秀な人材が集まる。そして、ワーク·ライフ·バランスがとれていれば、社員は心身の健康を保ちやすいし、生活を充実させることもできる。だから、その企業に定着する人が多くなるし、仕事面でも自分の能力を十二分に発揮するはずである。
注释:①ゆとり:宽裕
②配慮する:关怀,照料
1.ワークシェアリングの意味として、正しいのはどれか。
A.自分の仕事の量を減らすことによって、お互いに仕事を分け合うこと |
B.自分の仕事の範囲を縮めることによって、お互いに仕事を分け合うこと |
C.自分の働く時間を減らすことによって、お互いに仕事を分け合うこと |
D.自分の退勤する時間を早くすることによって、お互いに仕事を分け合うこと |
A.失業の増加を防ぐこと |
B.仕事と生活のバランスがとれること |
C.時間の面にゆとりがあること |
D.仕事のストレスをなくすこと |
A.ところで | B.ちなみに | C.そうすると | D.たとえば |
A.政府が厳しい政策を立てる。 |
B.定着した労働時間を減らすような福祉を増進する。 |
C.企業への監視と評価を両立させる。 |
D.企業が優秀な人材を集め、仕事の能率を高めさせる。 |
A.企業を順調に成長させるようになる。 |
B.社員が心身の健康が保てるようになる。 |
C.企業に定着する人が少なくなる。 |
D.社員が仕事面で発揮する能力が低くなる。 |
6 . 消しゴムは、 1 (えんぴつ)で書いた字を消すための道具であり、今は、だれでもあたり前に使っています。
でも、昔はそうでは 2 (ない)でした。
昔は消しゴムというものがなく、そのかわりに、「パン切れ(面包边)」を使っていました。食べ物 3 字を消していたとは驚きです。
ところが、今からおよそ250年前に、イギリスのプリーストリーという科学者が、ゴムでえんぴつの字を擦ると文字が消えることを発見しました。
そして、その後、改良を加えられ、現在の消しゴムができました。消しゴムの材料は、名前 4 とおりゴムが中心です。ゴムの木 5 とった生ゴムを、まず、 6 (十分)に練り合わせます。そこに、硫黄や、植物の油などをまぜて、何日間か置いておきます。それを、棒状に、長く 7 (伸ばす)て、最後にもう一度、硫黄とまぜて熱を加えてできあがります。それを、適当な 8 (大きい)に切ったものが、消しゴムです。
ところが、最近は、「プラスチック字消し」と呼ばれる消しゴムの方が 9 (多い)なりました。これは、前に述べた消しゴムとは違い、プラスチックを 10 (主)材料にして作る新しい消しゴムです。プラスチック製の方がゴム製のものに比べて、匂いや色をつけるのが簡単にできて便利なのです。
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7 . 日々の中に、最近多いなと感じるのはこうした悩みです。
「試験 1 あと1週間。親がうるさいです。ちゃんとやる 2 。」
締め切りが迫っていることが 3 ではわかっているけれど、本人の心は焦っていないのです。
これはどういうことなのでしょう?
実は1週間に使える時間は、案外 4 です。
「まだ1週間あるから 5 だ」
というとき、私たちはついつい「1週間=24時間×7日間=168時間」という計算をしてしまって、膨大な時間が残されていると勘違いして 6 のです。
でも、睡眠時間、食事、入浴、通学時間、他の勉強や家事をする時間を差し引く(扣除)と、試験の準備に費やすことのできる時間は正味4時間もない!という 7 もよくあるのです。
168時間ある 8 けど、本当は4時間だったなんて怖いですね。
このあたりの感覚は、目視して数えるに限ります。
バーチカルタイプ(竖列式)のスケジュール帳に、 9 入っている予定を書き入れて、 10 みましょう。
ちょっと「焦れる」かもしれません。
1.( )A.から | B.まで | C.まま | D.くらい |
A.と | B.なら | C.のに | D.もの |
A.命 | B.体 | C.頭 | D.精神 |
A.多い | B.少ない | C.長い | D.小さい |
A.大丈夫 | B.勝手 | C.気の毒 | D.真面目 |
A.いく | B.おく | C.みる | D.しまう |
A.もの | B.こと | C.はず | D.べき |
A.と思っていた | B.とされていた | C.と言っていた | D.となっていた |
A.とくに | B.そんなに | C.すでに | D.おおいに |
A.預けて | B.数えて | C.決めて | D.占めて |
8 . 私がマレーシアで初めて教壇に立ち、教えたときのことである。教室には二十数名の学習者が縦横5列ずつに並んだ席に座っていた。日本の教室同様の机の配置であった。(ア)、副教材として用意したプリントを配ったのだが、こちらは特に何も意識せずに、最前列の学習者にその列の学習者の人数分のプリントを置いていった。最後の列に行くまでには、半分くらいの学習者の手元にはプリントが渡っているだろうと思って振り向いてみたら、どうだろう。プリントを見ているのは最前列の学習者だけだった。後ろの学習者も前の学習者を催促せず、ただじっと待っているだけである。すぐに、最前列の学習者に後ろに送るように指示をしたが、そのときの衝撃は忘れられない。
正直に言って、そのとき私の頭の中に去来したのは、「この国の教育は一体どうなっているのか、ここにいるのはとんでもない学習者ばかりなのではないか」という大きな疑問であった。とにかく、日本では教師が何も言わなくても、クラス全体に行き渡るプリント配付法がこの国では通用しないのだということを知った。当たり前に思っていたことが当たり前でないことに変わった瞬間であった。
本当のところは、コースが始まって間もないころで、初めて習う外国人教師に対する不安や、クラスとしてのまとまりもまだできていない時期だったので、学習者の心理的な問題によるもので、それまでの学習体験に影響されたものではなかったのかもしれない。しかし、日本とマレーシアでは教室の中での学習者の行動が違うということに気づかされた貴重な経験になった。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.それで | B.そこで | C.そのうえ | D.そのため |
A.教室の前から後ろまで歩きながら学習者一人ずつに配った。 |
B.行の学習者の人数分のプリントを左側の学習者に置いた。 |
C.列の学習者の人数分のプリントを最前列の学習者に置いた。 |
D.学習者一人ずつに前の教壇へプリントを取りに来させた。 |
A.学習者がプリントを配りながら、ざわざわしているのを見た時 |
B.学習者全員がプリントをもらって、じっくりと読んでいるのを見た時 |
C.最前列の学習者がプリントをもらって、後ろの学習者に配っているのを見た時 |
D.最前列の学習者だけがプリントを見て、後ろの学習者が催促しないのを見た時 |
A.びっくりして信じられなかった。 |
B.めずらしくてすばらしかった。 |
C.ここで発生するのが当たり前だった。 |
D.貴重な経験なので勉強になった。 |
A.不安などで学習者の心理的な問題によったものだから |
B.クラスがまとまりができていなくて衝突があったから |
C.心理的な問題を持っている学習者がクラスにたくさんいたから |
D.学習者はそれまでの学習体験に影響されたから |
9 . 運動は脳によい影響を与え、記憶力や思いやりの気持ちが高まったり、前向きになれたりします。では、運動をたくさんしているアスリート①は、これらの効果をたくさん得ているのでしょうか。
アスリートがする激しい運動まで行くと、ストレスが大きくなりすぎて脳にはよくない可能性があります。ストレスが少ない運動が脳によいです。例えば、記憶を司る②「海馬」はストレスに弱く、たくさんストレスがかかると小さくなってしまいます。
では、ストレスが少ない運動はどんな運動でしょうか。ストレスが少ない運動は体や心への負荷が大きくないものを指すことを知っておくと、散歩のような軽い運動や、鬼ごっこやドッジボールのように全力疾走と休む動きを繰り返す遊びがそれに当て嵌ります。
しかし、いやいや運動に取り組むとストレスを感じてしまうので、脳にはよくありません。運動をして、楽しい、気持ちがいいと感じるかどうかが大切です。(ア)、自分は楽しいと思えるものを見つけて、やってみてもらえたらよいです。小学生ならば、毎日登下校で歩き、体育の授業や休み時間に体を動かしたりすることで、脳によい影響を得られます。また、脳を活発に動かすには、ずっと座っているよりも、時々立ち上がって動いたほうがよいとされています。動くことで、脳の血流がよくなり、活性化するからです。休み時間も座ったままではなく、友だちと遊んで体を動かしたほうが、頭のキレ③がよくなり、勉強などで何かを考えるときにいい影響があるかもしれません。
注释:①アスリート:运动员
②司る:掌管
③キレ:反应灵敏度
1.文章の内容によると、運動の効果に当てはまらないのはどれか。
A.ストレスを解消する。 |
B.脳によい影響を与える。 |
C.記憶力や思いやりの気持ちが高まる。 |
D.前向きになる。 |
A.身体機能に大きなダメージを与える可能性があるから |
B.精神面にダメージを与えて病気になる可能性があるから |
C.ストレスが大きすぎて脳にはよくない可能性があるから |
D.日常生活に適しないで、障害を与える可能性があるから |
A.体や心への負荷が大きい運動 | B.ストレスが少ない運動 |
C.いやいや取り組む運動 | D.楽しいと感じる運動 |
A.これでも | B.これでは | C.これから | D.これなら |
A.登下校で歩き、体育の授業や休み時間に体を動かすというような運動 |
B.長時間に座っている間に、時々立ち上がって動くというような運動 |
C.休み時間に座らないで、友だちと遊んで体を動かすというような運動 |
D.休暇の日に、定期的にジムできついトレーニングを受けるというような運動 |
10 . 19世紀に電気通信技術が開発され、情報伝達にかかる時間が大幅に短縮された。19世紀半ばになると大西洋横断電信ケーブル①が敷設され、大陸間での通信が行われるようになった。20世紀半ばには、通信衛星による情報通信技術(ICT)の開発が進み、1980年代に海底光ファイバーケーブル②が敷設されたことで、データ通信の速度と範囲が拡大し、大容量の情報を瞬時に送受信することが可能になった。
こうした情報通信網の整備により、携帯電話やパソコンなどの端末でインターネットを通じて容易に情報のやり取りができるようになり、Web会議やインターネットショッピングなどが飛躍的に普及している。
経済分野(ア)、電子マネーやポイントカードを消費者が使用することで、企業は消費者の年齢、性別、購入履歴などの膨大な情報を入手し、それを分析することで、新商品の開発や販売戦略に役立てている。
(イ)、都市部の病院と離島の病院がインターネットを利用してレントゲン③などの画像を共有する遠隔医療など、情報通信技術の発達は人々の暮らしを支えている。
しかし、国家間やその国内の都市部と農村部、情報通信技術を利用できる人と利用できない人などの間に情報格差が生じている。また、SNSを利用した詐欺や不正アクセスによるパスワードの流出など、インターネットを利用したサイバー犯罪④の急増も、情報化社会の深刻な問題となっている。
注释:①ケーブル:电缆
②光ファイバーケーブル:光缆
③レントゲン:X光线
④サイバー犯罪:网络犯罪
1.何のおかげで、大容量の情報が瞬時に送受信できるようになったか。
A.敷設された海底光ファイバーケーブル |
B.開発された情報通信技術 |
C.敷設された大西洋横断電信ケープル |
D.開発された電気通信技術 |
A.によっては | B.においては | C.とともに | D.としては |
A.客に自社のポイントカードを配ること |
B.自社の新商品を大げさに宣伝すること |
C.サービスとして電子マネーを贈ること |
D.入手した消費者の情報を分析すること |
A.それから | B.そのため | C.その他 | D.そこで |
A.情報を得る確率が違うことで、生じる情報格差 |
B.情報通信媒介を通じて、起こした詐欺事件 |
C.情報検索のため、公式サイトへのアクセス |
D.情報の漏れを利用して、犯したサイバー犯罪 |