1 . なぜ義実家(公公婆婆家/岳父岳母家)への帰省は辛いのか。一つは、帰省の非日常性が挙げられる。慣れ親しんだ自分の家とは異なるので、まったく落ち着かない。それに義父母やその他の親族を含めると大勢が集まるから、中にはそりが合わない人がいたり、不用意な発言で場を凍らせたりする人がいる可能性が高い。こうしたコントロールが効かない状況で、ストレスにさらされやすくなっている
もう一つは、こちらのほうがより強いストレスがかかるが、配偶者の理解不足だ。特に夫は実家に帰ると息子モードのスイッチを入れて、存分に休みを満喫しようとする。妻のほうも夫なしで実家に帰ったときに、夫の愚痴をこぼしていたりする。夫以外の3人で夫婦の内情が共有されている中に放り込まれる夫も相当なプレッシャーだろう。稼ぎや家事・育児に対ずる妻の不満を義父母から伝えられる人もいるようだ。
他にもさまざまな要因がある。(ア)、娘や息子が大きくなると「地元の友達と遊びたいから行かない」と実家に帰省しなくなったりする。「OOちゃんは帰ってこないのね」と義父母から言われるし、孫に向いていた注意が、自分に向くことも考えられる。
このように帰省は、構造的にストレスが溜まりやすい環境であることをまずは理解することが大切だ。解策の方向性としては、環境的要因はコントロールできないので、配偶者の理解を深めることが効果興だ。
1.文中に「そりが合わない」とあるが、それはどういう意味か。A.落ち着かない。 | B.気が合わない。 | C.付き合わない。 | D.知らない。 |
A.義父母 | B.親族 | C.妻 | D.子ども |
A.休みを満喫しようとすること |
B.夫の愚痴をこぼすこと |
C.妻の不満を伝えること |
D.帰りたくないこと |
A.例えば | B.それから | C.ところで | D.それとも |
A.環境的要因をコントロールする。 |
B.一人で帰省する。 |
C.子どもをつれて帰省する。 |
D.配偶者の理解を深める。 |
2 . 他人に注意するのが好きな人がいる。切符売り場などで、人々が列を作って並んでいるのに、割り込む人に、「みんな、順番で待っているのよ」などと注意する。内心、何か言いたい、と思っていた他の人々は、「代わりに言ってくれてよかった」と、ほっとする。注意されたほうは、文句を言いながらも、列の後ろに並ぶ。
必ずしも自分の得にならない、むしろ損になるかもしれないのに、他人の利益のために敢えてする、というのが利他行動である。たとえば、自分が狩った獲物を他人にも分け与えるという行動もそうだ。
なぜ、注意することが利他行動になるのだろうか。注意された相手は、その後、ルールを守ってきちんとした行動を取るようになるかもしれない。そうなれば、結果、その人と接する人々は、得をすることになる。自らは何の行動も取っていないのだから、「ゼロのコスト」で、そのような利益を得たことになる。注意をする人も、そのことで得することもあるかもしれない。
一方で、行動することにはエネルギーが必要であり、喧嘩になったり、不快な思いをしたりするリスクもある。自らがそのような不利益を被りつつ、他者には無償の利益を与えるという意味で、「注意すること」は利他行動なのである。
1.文中に「ほっとする」とあるが、誰なのか。A.順番で待っている人 | B.割り込む人 | C.切符売り場の人 | D.筆者 |
A.必ず自分の得になれる。 |
B.時には、他人の利益は損になるかもしれない。 |
C.自分は文句を言われたりすることがあるかもしれない。 |
D.他人だけでなく、自分も損になるかもしれない。 |
A.注意された相手と喧嘩になるかもしれないが、結果は順番で待っている人々は得になるから |
B.注意された相手は文句を言わずにルール通りに列の後ろに並ぶから |
C.注意をする人も何の行動も取っていないが、得することもあるかもしれないから |
D.注意された相手は喧嘩になったり、不快な思いをしたりするリスクがあるから |
A.知らない人に道を教えていただく |
B.電車で障害のある人に席を譲ってあげる |
C.他人の買ったケーキを食べてしまう |
D.お金を貯めて、行きたい国へ留学に行ける |
A.切符売り場で、列に、割り込む人を注意すべきです。 |
B.自分の得にならないかもしれないが、利他的に行動したほうがいいです。 |
C.注意された時、不快な思いにならないように行動したほうがいいです。 |
D.注意することは利他行動です。 |
A.うえに | B.うえは | C.うちに | D.あいだ |
4 . “人之初,性本善”,善是中华民族的传统美德。多停留几秒等对方把话说完是一种善;为贫困山区捐款是一种善;随手捡起路上的垃圾是一种善。在同学们的成长过程中一定目睹过很多善人善举,生活经历中也一定做过不少善事。请以「日に一つ良いことをする」为题写一篇文章。
写作要点:(1)阐述你对“善”的理解;
(2)列举事例,具体说明;
(3)谈谈你的感受或想法。
注意:(1)字数280-320字;
(2)格式正确,书写清楚;
(3)使用「です・ます」体。
5 . 地域や文化によって言語が違う 41 、音楽も違います。誰が聞いてもすぐ分かる違いはリズムです。 リズムには、「1・2・3、1・2・3 …」と3つずつの拍で進む3拍子や、「1・2、1・2…」と、2 拍子など、さまざまなリズムがあり、文化によって違います。
例えば、日本の伝統音楽には3拍子が 42 。3 拍子は馬に乗る文化から作り出されたリズムだと言われています。日本人も馬に乗ることはありましたが、生活の中心は昔から農耕でした。 43 、日本の生活には2 本の足で歩く2拍子がよく、3拍子は使われなかったと 44 。
音楽は、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」という7つの音だと思う人も多いでしょう。しかし、 45 、ヨーロッパの音階です。地球上の音楽のすべてが、7 音階ではないのです。
アジアには5つの音階を使う地域が多く、同じ5 音階でも、高さが同じ音とは 46 ので、5 音階といっても、地域によっていろいろです。
音楽が各地の文化や習慣によって 47 ことから、「音楽は世界の言葉」という言葉を考えると、正しいとは言い切れません。今、世界で最も多く使われている言語は英語ですが、それだけで「英語は世界の言葉」と言える 48 ではありません。
言語と同様に、音楽も地域や文化 49 様々な表現を持ち、その多様性が音楽の魅力の一つであり、それを 50 するべきです。
1.A.ように | B.そうに | C.ために | D.どおり |
A.あります | B.ありません | C.ありました | D.あるでしょう |
A.また | B.ところが | C.だから | D.これらは |
A.考えました | B.考えるでしょう | C.考えましょう | D.考えられています |
A.あれは | B.それは | C.あそこは | D.ここには |
A.かぎらない | B.かぎられている | C.かぎりなく | D.かぎる |
A.そなえる | B.ことなる | C.うしなう | D.やしなう |
A.つもり | B.わけ | C.はず | D.こと |
A.によって | B.にしても | C.にとって | D.というと |
A.体験 | B.経験 | C.理解 | D.了解 |
6 . 読書は一人で出来て、いつでもどこでも楽しめるものだ。そして、人と本によって違う楽しみがあり、その楽しみは無限だ。
僕は、赤ちゃんの頃から本を取り入れてきたのだ。幼児になると同じ本を何回も読み、ついには覚えてしまうようになった。今では、本を読まない日がないくらいだ。最近は見たい映画があると、映画を見る前に必ず原作を読む。映画は、映像を見て想像することが多いが、本は心の中のことを文章ではっきり表現しているから、そこがいいと思います。(ア)、原作と映画では作る人が違うため、映画でないシーンが本では書かれているところも好きだ。
僕の祖父も沢山本を持っているので、読書の話を聞くと、小学生の時に、初めて「四年生」という雑誌を買ってもらったそうだ。しかし、まだそれほど夢中ではなかった。中学生になると、夏目漱石の「坊ちゃん」がとても面白くて、そこから読書が好きになったということだ。それからは、貧乏だったが、少しずつ本を買うようになった。祖父は、映画も好きだが、僕と同じように原作を知りたくなるようで本を読む。映画は、時間が決まっていて通り過ぎてしまうが、本は自分のペースでじっくり読めるのがいいという。さらに読書をたくさんすると、色々な考え方を学べるから最高だと教えてくれた。
読書の利点を調べると、読解力や文章力が上がり、想像力も豊かになるし、コミュニケ一ションカが向上する。さらに、イギリスのサセックス大学によると、音楽鑑賞や散歩よりもストレス発散になるという。本は、楽しいだけでなく、自分の知らない世界や事柄を学べると分かった。これからも読み続けていく中で読書の魅力を伝えていきたい。
1.文中の(ア)に入れるのに、最も適当なものはどれか。A.しかし | B.それに | C.だから | D.そのため |
A.僕は本がたくさんあるから、祖父に聞かれた。 |
B.僕は小学生の時、初めて祖父に本を買ってもらった。 |
C.祖父が本を読み始めたきっかけは小学生の時、初めて雑誌を買ってもらったのだ。 |
D.祖父はたくさん本を買ってくれたから、読書を始めた。 |
A.読書の利点や映画からもらえない魅力 |
B.「坊ちゃん」の面白さ |
C.たくさん本を買ったこと |
D.自分が読書より映画の方が好きだということ |
A.読解力を向上することができる |
B.想像力を豊かにさせる。 |
C.うまくコミュニケーションができるようになる。 |
D.ストレスを増やす。 |
A.僕と祖父は読書の楽しさや魅力を感じられなかったので、やめようと思う。 |
B.僕は映画で表現できない場面が原作で書かれたので、そこが好きだ。 |
C.僕も祖父も映画を見るのが好きではない。 |
D.僕は原作を読むより映画を見るほうがもっと面白いと思う。 |
7 . 一人の静かな時間は、人を育てる。人と楽しくコミュニケーションをする中でももちろん人間は養われるが、一人きりになって静かに自分と向き合う時間も、自己形成に必要だ。音楽を聴きながら、ポーつと一人でいる時間も楽しい。しかし読書は、一定の精神の緊張を伴う。この適度の緊張感が充実感を生む。読書は、一人のようで一人ではない。本を書いている人との二人の時間である。著者は目の前にいるわけではないので、必要以上の圧力はない。しかし、深く静かに語りかけてくる。優れた人の選び抜かれた言葉を、自分ひとりで味わう時間。この時間に育つものは、計り知れない。読書好きの人はこの一人で読書する時間の豊かさを知っている。
インターネットの隆盛に伴って、すべてを情報として見る見方がいっそう進むであろう。素早く自分に必要な情報を切り取り、総合する力は、これからの社会の中には不可欠な力である。しかし、何かに使うために断片的な情報を処理し総合するというだけでは、人間性は十分に培われ得ない。
人間の総合的な成長は、優れた人間との対話を通じて育まれる。身の回りに優れた人がいるとは限らない。しかし、本ならば、現在生きていない人でも、優れた人との話を聞くことができる。優れた人との出会いが、向上心を刺激し、人間性を高める。
1.静かな時間を過ごすことの利点として、文章で述べられているものはどれですか?A.他人とのコミュニケーションスキルの向上 | B.自己形成の促進 |
C.新しい情報の獲得 | D.ストレスの軽減 |
A.読書は個人的な活動である |
B.読書は他人との対話の機会を提供する |
C.著者が目の前にいないので、圧力がない |
D.インターネットとの相互作用がある |
A.緊張感の増加 | B.人間性の十分な培養 |
C.短期的な情報処理能力の向上 | D.身近な人との対話の促進 |
A.読書 | B.インターネットの利用 |
C.両方とも同じくらい重要 | D.著者はそのような主張をしていない |
A.必ず現在生きている優れた人との対話 | B.読書を通じて優れた人との対話 |
C.インターネットを利用した情報の総合力 | D.身近な人との会話の頻度 |
8 . 「住めば都」という諺がある。住んでみればそこがどんな所であっても、自分にとって良い所になってくるものだという意味である。もちろん、人間には良い所に住みたいという願望がある。(ア)、諸種の事情でそれが叶わない場合、どんな所でも住んでいるとそこが良くなる、ということも確かである。それはそこにコミットすることによって、その地が自分にとって掛け替えのないものになってくるのであろう。
行動の範囲を狭くしてしまう人というのは、どうしても意欲のない人になりやすいのだ。とにかく行動していると、そのことへの興味が湧いてくるという場合が多いからである。どんな馬鹿らしいことでも、馬鹿らしいといって止めてしまわないで、やってみることなのだ。何かをやる前から馬鹿らしいかどうかを決めないことだ。無気力な人はやる前から馬鹿らしいかどうかを決めがちである。そこが肝心なところなのである。
「食わず嫌い」という言葉をご存じだろう。食べてみなければ美味しいかどうかわからないのに、食べる前からまずいと決めてしまう人のことである。まず理屈をいわずに食べてみる。食べた後で美味しいかまずいかを決める態度こそ意欲を持つためには必要である。
1.「住めば都」という諺は何を表していますか?A.どこに住んでも自分にとって良い所になる | B.都会に住むほど便利な生活ができる |
C.田舎に住めばストレスが減る | D.家族と一緒に住むことが大切だ |
A.そのために | B.したがって | C.しかし | D.そうすると |
A.意欲を失う可能性があること |
B.社会的経験の不足によるコミュニケーション能力の低下 |
C.人々とのつながりを失うこと |
D.自己成長の機会を逃すこと |
A.食事を楽しむことの重要性 |
B.新しい食べ物に対する開かれた態度の重要性 |
C.好き嫌いをしないことの重要性 |
D.食事の準備をしっかりとすることの重要性 |
A.住む場所によって人々の意欲が変わること |
B.馬鹿らしいことをしないようにすること |
C.美味しいものを食べる前に判断を避けること |
D.意欲を持つためには行動すること |
9 . 現代っ子の特徴は学校から家に帰った後、公園などで野球や縄跳び(跳绳)、かくれんぼ(捉迷藏)など遊びで筋肉(肌肉)を疲労させることがないことです。筋肉が疲労しないので、昔にはよくあった夕食を食べながら疲れて眠ってしまうようなことがなくなり、夜遅くまで電子ゲーム遊びをしてしまうことになります。これが、(ア)、そのうえの朝の食欲無しにつながり(导致)、朝食を食べない現象を増やす原因の一つにもなっています。
昔の子どもたちは、毎朝決まった仕事を与えられていました。例えば、布団を押入れに片付けたり、テーブルを拭いたりしなければなりません。それから、庭を掃除して、水を撒きます(洒水)。子どもたちは毎朝決まった仕事を与えられていました。
しかし、現代っ子は猫の額のような庭しかついていない住宅や、自分の部屋から居間の食卓(餐桌)まで十歩くらいで行けるようなマンションに住んでいる環境の中で、朝の仕事が与えられていません。朝起きて十分から十五分筋肉を伸縮させる運動でもあれば、朝食抜きの子どもへの心配などなくなるでしょう。
1.文章によると、現代っ子とはどのような子どもなのか。A.子どもらしい遊びが好きではない子ども |
B.放課後、遊びなどで体を動かない子ども |
C.公園の遊びより電子ゲームのほうが好きな子ども |
D.家庭毎朝決まった仕事を与えられない子ども |
A.早寝・早起き | B.早寝・遅起き | C.遅寝・遅起き | D.遅寝・早起き |
A.狭い庭 | B.かわいい庭 | C.静かな庭 | D.明るい庭 |
A.朝ご飯を食べなくて、体力がないから |
B.前の夜遅く寝て、朝早く起きられないから |
C.現代の家庭環境では朝の仕事がなくなったから |
D.子どもの勉強が忙しくなって、その仕事をする時間がないから |
A.昔の子どもは朝、家の仕事をしたので、朝食をとる時間がなかった。 |
B.現代の子どもは朝遅く起きて、ゆっくり朝食をとる。 |
C.昔の子どもは疲れていたので、朝、食事をする体力がなかった。 |
D.現代の子どもは身体を動かすことが少ないので、朝、食欲が出ない。 |
10 . 孝敬父母是中华民族的传统美德,当今时代孝敬的形式也是多种多样。作为高中生,我们应该如何孝敬父母呢?请以「今からできる親孝行」为题写一篇短文。
内容包括:(1)谈谈你对“孝敬”的理解;
(2)举例说明青少年当下可以做到的孝敬父母的方式。
注意:
(1)字数280~320字;
(2)格式正确,书写清楚;
(3)使用「ます・です」体。