1 . 今年も2月 51 3月にかけて、関東地方で梅の花が咲きました。各地で梅 52 楽しむお祭りも 53 (開かれました)。
日本の花というと桜が有名ですが、日本では昔から梅の花も愛されてきました。 54 (ふるい)詩や絵にもよく 55 (書いて)います。梅の花は白色や赤色、ピンク色があり、いいにおい 56 します。冬の終わりに咲く梅の花を見ると、春が近くなってきたことを感じて、うれしくなります。
茨城県には、約180年前につくられた偕楽園という庭園があります。この庭園はたくさんの梅の木があることで 57 (有名)、約100種類、3000本の梅の木が植えられています。毎年3月頃になると、たくさんの人が梅を見に行きます。今年は、コロナ禍で自由に行動 58 (しない)去年までと比べて、見に行く人がとても増えたそうです。
わたしも東京から2時間かけて偕楽園に行きました。その日はとても暖かく、梅の花を 59 (見る)ながら歩くと、とても気持ちがよかったです。庭園はたくさんの人で混んでいましたが、梅の花がとても 60 (美しかった)ので、見に行ってよかったと思いました。
1.2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
B:夏休みが終わるまでに返してください。
A.この本はいつまでに貸しますか | B.この本はいつまでに借りられますか |
C.この本はいつまで貸しますか | D.この本はいつまで借りられますか |
3 . 他人に注意するのが好きな人がいる。切符売り場などで、人々が列を作って並んでいるのに、割り込む人に、「みんな、順番で待っているのよ」などと注意する。内心、何か言いたい、と思っていた他の人々は、「代わりに言ってくれてよかった」と、ほっとする。注意されたほうは、文句を言いながらも、列の後ろに並ぶ。
必ずしも自分の得にならない、むしろ損になるかもしれないのに、他人の利益のために敢えてする、というのが利他行動である。たとえば、自分が狩った獲物を他人にも分け与えるという行動もそうだ。
なぜ、注意することが利他行動になるのだろうか。注意された相手は、その後、ルールを守ってきちんとした行動を取るようになるかもしれない。そうなれば、結果、その人と接する人々は、得をすることになる。自らは何の行動も取っていないのだから、「ゼロのコスト」で、そのような利益を得たことになる。注意をする人も、そのことで得することもあるかもしれない。
一方で、行動することにはエネルギーが必要であり、喧嘩になったり、不快な思いをしたりするリスクもある。自らがそのような不利益を被りつつ、他者には無償の利益を与えるという意味で、「注意すること」は利他行動なのである。
1.文中に「ほっとする」とあるが、誰なのか。A.順番で待っている人 | B.割り込む人 | C.切符売り場の人 | D.筆者 |
A.必ず自分の得になれる。 |
B.時には、他人の利益は損になるかもしれない。 |
C.自分は文句を言われたりすることがあるかもしれない。 |
D.他人だけでなく、自分も損になるかもしれない。 |
A.注意された相手と喧嘩になるかもしれないが、結果は順番で待っている人々は得になるから |
B.注意された相手は文句を言わずにルール通りに列の後ろに並ぶから |
C.注意をする人も何の行動も取っていないが、得することもあるかもしれないから |
D.注意された相手は喧嘩になったり、不快な思いをしたりするリスクがあるから |
A.知らない人に道を教えていただく |
B.電車で障害のある人に席を譲ってあげる |
C.他人の買ったケーキを食べてしまう |
D.お金を貯めて、行きたい国へ留学に行ける |
A.切符売り場で、列に、割り込む人を注意すべきです。 |
B.自分の得にならないかもしれないが、利他的に行動したほうがいいです。 |
C.注意された時、不快な思いにならないように行動したほうがいいです。 |
D.注意することは利他行動です。 |
4 . 中国において焼餅(シャオビン)は、多くの人に愛されている伝統的な軽食で、そこには地域の文化や歴史が込められている。地域( ア )、シャオビンの作り方や味、風味などが違うという特徴があり、そのような違いは、現地の人々の生活習慣や飲食文化を反映しており、いずれも重要なご当地グルメにもなっている。
では、中国の「シャオビン」にはどれくらいの種類があるのだろうか?
北方エリアでは朝食としてシャオビンを食べることも多い。表面はサクサク、中はしっとりした食感 で、こんがりとした(烤得恰到好处)焼き色は人々の食欲をそそる。また、西北エリアの「羊肉焼餅」は、とても香ばしく、羊肉のうまみが口の中で広がることで知られている。
( イ )、南方エリアでは、江蘇省南京のダックの油を使って作られた「鴨油酥焼餅」が有名だ。こんがりと焼き上げられた表面はサクサクとした食感で、なんとも香ばしい。同じく江蘇省の揚州市の名物である「草爐焼餅」も、南方エリアのシャオビンの「筆頭格」と言える。稲や麦のワラ(秆)を燃やして焼き上げられているため、独特の香ばしさを漂わせ、ちょっとした甘さを感じられる。浙江省麗水市縉雲県の伝統的な軽食である「縉雲焼餅」は主に豚肉と縉雲菜干を具にしたシャオビンで、現在、世界でも販売されるようになり、カナダやイタリア・ミラノでも店舗が展開されるようになっている。
このように中国全土には実に様々なシャオビンがあり、どのシャオビンにも地域の特徴が見られ、独特のおいしさがある。
1.文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。A.にとって | B.に対して | C.によって | D.に従って |
A.一方 | B.それで | C.しかし | D.しかも |
A.「羊肉焼餅」と「鴨油酥焼餅」 | B.「鴨油酥焼餅」と「草爐焼餅」 |
C.「草爐焼餅」と「縉雲焼餅」 | D.「羊肉焼餅」と「縉雲焼餅」 |
A.「羊肉焼餅」は羊の肉を使って作られたのだ |
B.「鴨油酥焼餅」はダックの油を使って作られたのだ |
C.「縉雲焼餅」は豚肉を使って作られたのだ |
D.「草爐焼餅」は石炭を燃やして焼き上げられたのだ |
A.北方エリアも南方エリアもシャオビンが美味しいであること |
B.「草爐焼餅」は南方エリアのシャオビンの「筆頭格」であること |
C.「縉雲焼餅」は全世界で人気があること |
D.中国全土において、どのシャオビンにも地域の特徴と独特のおいしさがあること |
5 . “人之初,性本善”,善是中华民族的传统美德。多停留几秒等对方把话说完是一种善;为贫困山区捐款是一种善;随手捡起路上的垃圾是一种善。在同学们的成长过程中一定目睹过很多善人善举,生活经历中也一定做过不少善事。请以「日に一つ良いことをする」为题写一篇文章。
写作要点:(1)阐述你对“善”的理解;
(2)列举事例,具体说明;
(3)谈谈你的感受或想法。
注意:(1)字数280-320字;
(2)格式正确,书写清楚;
(3)使用「です・ます」体。
6 . 地域や文化によって言語が違う 41 、音楽も違います。誰が聞いてもすぐ分かる違いはリズムです。 リズムには、「1・2・3、1・2・3 …」と3つずつの拍で進む3拍子や、「1・2、1・2…」と、2 拍子など、さまざまなリズムがあり、文化によって違います。
例えば、日本の伝統音楽には3拍子が 42 。3 拍子は馬に乗る文化から作り出されたリズムだと言われています。日本人も馬に乗ることはありましたが、生活の中心は昔から農耕でした。 43 、日本の生活には2 本の足で歩く2拍子がよく、3拍子は使われなかったと 44 。
音楽は、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」という7つの音だと思う人も多いでしょう。しかし、 45 、ヨーロッパの音階です。地球上の音楽のすべてが、7 音階ではないのです。
アジアには5つの音階を使う地域が多く、同じ5 音階でも、高さが同じ音とは 46 ので、5 音階といっても、地域によっていろいろです。
音楽が各地の文化や習慣によって 47 ことから、「音楽は世界の言葉」という言葉を考えると、正しいとは言い切れません。今、世界で最も多く使われている言語は英語ですが、それだけで「英語は世界の言葉」と言える 48 ではありません。
言語と同様に、音楽も地域や文化 49 様々な表現を持ち、その多様性が音楽の魅力の一つであり、それを 50 するべきです。
1.A.ように | B.そうに | C.ために | D.どおり |
A.あります | B.ありません | C.ありました | D.あるでしょう |
A.また | B.ところが | C.だから | D.これらは |
A.考えました | B.考えるでしょう | C.考えましょう | D.考えられています |
A.あれは | B.それは | C.あそこは | D.ここには |
A.かぎらない | B.かぎられている | C.かぎりなく | D.かぎる |
A.そなえる | B.ことなる | C.うしなう | D.やしなう |
A.つもり | B.わけ | C.はず | D.こと |
A.によって | B.にしても | C.にとって | D.というと |
A.体験 | B.経験 | C.理解 | D.了解 |
7 . 「これ、つまらないものですが」と言って外国人にお土産を渡した時、「自分のプレぜントに自信がないのか?」とか、「日本の謙遜と言うのか?」とかと思われるだろう。英語でこの「つまらない」という心に相応しい表現がなかなか見当たらない。しかし、「つまらないもの」という言葉の裏側には、謙虚な姿勢を示すためだけでなく、本当は別の理由がある。
日本人は古来から、何か好意を受けたらいつまでも覚えていて、将来報いをしなければならないと考える。だから、日本人は「先日はありがとうございました」というようなお礼の言葉を述べる。以前に何か好意を受けたことを、その次に会った時に必ず話題にするのだ。こういう習慣が発展すると、「何か贈り物をすること=何か見返りを期待すること」と解釈されてしまう恐れが出てくる。そこで、相手にそんな負担をさせないために、「つまらないもの」というのは、実は、「お返しの心配のいらないものだ」という言葉の代わりだったのだ。(ア)、相手に対する思いやり、愛の心から出た言葉なのだ。
他にもいろんな例が見られる。例えば、バスで席を譲ってもらったおばあちゃんは、「ありがとう」と言うよりも「すみません」と言う人が多い。これに対して外国人が不思議がる。
日本人が、外国人が「ありがとう」と言うべきと思う場面で「すみません」と言ってしまったり、価値のあるものなのに「つまらないもの」と表現するのは、こういう愛の心がいつも裏側にあるからだと思う。
1.文中に「別の理由」とあるが、それは何か。A.相手に負担をかけるかどうかと心配している。 |
B.何か贈り物をすることで、将来何か見返りを期待している。 |
C.英語で「つまらない」という心に相応しい表現が見当たらない。 |
D.日本人は古来から何か好意を受けたらいつまでも覚えている習慣がない。 |
A.お土産を渡した時、いつも外国人に謙虚な姿勢を示す。 |
B.受けた恩にいつかお返しをしなければならないと思っている。 |
C.他人から何かをもらった時、将来何か見返りを期待している。 |
D.好意を受けたら、その次に会った時に謝る言葉が必ず話題になる。 |
A.すると | B.しかも | C.だから | D.つまり |
A.席の隣に立っている人に声をかけたかったため |
B.席の隣に立っている人に迷惑をかけてしまったため |
C.席を譲った人に迷惑をかけたと思ったため |
D.席を譲った人に負担をかけて謝罪するため |
A.「つまらないもの」の裏 | B.他人への思いやり |
C.日本人が不思議に思う言葉 | D.日本人の謙虚さ |
8 . 「最近の若者は…」という言葉は古代から言われていたが、インターネット全盛の現代にあっても変わらぬ流行を保っているようだ。私の少年時代に若者批判を浴びたのはテレビゲームだが、今度のやり玉(众矢之的)は「(ア)」とその中毒性があげられている。
子どもたちの学力に注視し続けてきた聡子さんは、「2017年以降、子どもたちの集中力は著しく低下しています。10秒程度で目の前のものに飽きてしまうのは今や当たり前のことのようになってしまっています。物事を表面的にしか捉えられない子どもが増えたし、理解力もかなり落ちている」と言った。その言葉には悲痛なものが含まれている。
また、教育の実態をよく知っている平塚俊樹氏は言った。「4時間も動画を見続けられるのは『集中力があるのでは?』と勘違いしそうになりますが、4時間ずっと何か一つの動画を見続けているわけではなく、15秒程度のショート動画がどんどん目の前で移り変わっていくのを4時間見続けているので、集中力は養われるどころか、失われていっています。」
私も20年ほど中高生の様子を間近で見てきたが、こうした印象を受けたことはない。学力の低下にしても、集中力の低下にしても「もの」が直接的な原因であることはほとんどない。それらはすべて人間が自分の判断で利用しているに過ぎないからだ。大事なのはコントロールをすること、本人が未成熟ならば保護者がそれを代替することが重要であって、「もの」を犯人にすることが根本的な解決にはない。そうしたやり方は進歩や技術を否定し、衰退の道を歩むことにしかならないのではないか。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.テレビ | B.ゲーム | C.インターネット | D.ショート動画 |
A.2017年前より今の子どもたちの集中力は低くなってきた。 |
B.すぐ目の前のものに飽きてしまう子どもが多くなった。 |
C.物事を表面的に捉える子どもが少なくなった。 |
D.今の子どもたちの理解力が落ちている。 |
A.一つの動画を4時間ずっと見続けている。 |
B.4時間の動画をずっと見続けている。 |
C.一つの15秒程度のショート動画をずっと見続けている。 |
D.15秒程度のショート動画を何本も4時間見続けている。 |
A.ショート動画を見続けていること |
B.テレビゲームをやり続けていること |
C.ショート動画で物事に興味を失うこと |
D.ショート動画で集中力が低くなること |
A.若者を批判するのではなく、ショート動画を批判すべきだ。 |
B.ショート動画を責めるというより、やはり本人自覚の問題だ。 |
C.ショート動画のせいで子どもたちの学力や集中力が低下している。 |
D.インターネット全盛の現代では、若者への批判が深刻になってきた。 |
9 . 古文なんてもう使うことはないだろう……そんなふうに思っている人も多いのではないでしょうか。昔日本人が使っていた言葉や文章を勉強することで、今日本で使われている言葉や文章がより深く理解できるものだから、古文は勉強する意味があるのです。
例えば、一つクイズを出しましょう。現代において物事が終わる時に「けりをつける」という言葉を使います。では、この「けり」って一体どういう意味でしょうか?
これは実は、キックという意味の「蹴り」ではないんです。古文の中に助動詞で「けり」という言葉があり、古文の勉強でもよく文章の中には、「~にけり」のように、言葉の終わりに「けり」をつけることで「文の終わり」を示しているものがあります。今でも「けり」=「終わり」という意味で使われているのです。(ア)、古文を勉強すれば、現代の言葉を知ることにもつながるのです。
本来は今を生きる私たちの糧になるのが古文なのに、それを誰も伝えられないまま古文を勉強している人があまりにも多い。これは本当に悲しいことだと思います。この記事が、みなさんが「古文」という科目を捉え直すきっかけになってもらえれば幸いです。
1.文中に「そんなふうに思っている人」とあるが、それはどんな人か。A.古文を使わない人 |
B.古文を使いたい人 |
C.古文の勉強は重要だと思っている人 |
D.古文は勉強する必要がないと思っている人 |
A.キックする | B.何かを蹴る | C.結論を出す | D.効率を高める |
A.これから | B.このように | C.それなのに | D.そのうえに |
A.誰も古文の意味が分からなくて、伝えられないこと |
B.誰も古文を勉強したくなくて、伝えられないこと |
C.古文の重要性が分かっているのに、伝えられないこと |
D.古文を勉強しているのに、誰もその重要性を伝えられないこと |
A.今の日本語をできるだけ深く理解すべきだ。 |
B.糧である古文の重要性を再認識すべきだ。 |
C.今の日本語を勉強すれば、古文を知ることにつながる。 |
D.糧である古文を勉強している人が多いのは本当に悲しいことだ。 |
10 . 私たちの時間の感覚は、人 1 かなり違う。電話でよく「少々お待ちください」と言って待たされる。3分待たされたとすると、 2 人の感覚ではその3倍、9分ぐらい待たされた 3 。この時、 4 方は実際が3分でも、その3分の一の一分ぐらい 5 感じないのだ。 6 待たせた人と待たされた人の時間感覚の差は 7 倍にもなるのだ。そのことをよく承知した 8 「お待たせいたしました」を言わないと、お客さまを不快にさせることになる。本来、時間 9 日本人の感覚は、極めて神経質だと言われる。交通機関のダイヤ(时间表)の正確さなどにもそれがよく表れている。
10 、その反面、日本語の中にはきわめて曖昧に時間を伝えることばが数多くある。「しばらくお待ちください」「のちほどお電話さしあげます」「まもなく着くと思います」「少々時間をください」などの言い方は日常的によく使われている。
1.( )A.にとって | B.によって | C.につれて | D.に対して |
A.待たされた | B.待たせた | C.待たれた | D.待った |
A.気になる | B.気にする | C.気がする | D.気がある |
A.待った | B.待たせた | C.待たれた | D.待たされる |
A.だけ | B.と | C.も | D.しか |
A.だから | B.しかし | C.すると | D.つまり |
A.3 | B.6 | C.9 | D.2 |
A.うえで | B.うちは | C.うえに | D.うちに |
A.にたいする | B.にとって | C.によって | D.にともなって |
A.したがって | B.いずれにしても | C.ところが | D.要するに |