1 . 「なんで支援学校なんて行くの?」
みんなが進路を悩んでいる中三の頃に、友人に言われた言葉だ。私には、学習障害があり、書くこと、読むことにみんなより時間がかかる。黒板をノートに写すこと、みんなの前で教科書を読むこと、決められた時間内に問題を読み、答えを書かなければいけないテスト…どれも私にとっては(ア)な作業だ。だから、私は家族や先生と相談し、小学校を卒業する頃には、この高校に進路を決めていた。しかし、友人のその一言で自分の進路に自信をもてなくなっていた。私も心のどこかで「支援」と名の付く高校に行きたくないと思っていたからだ。
無理なことは分かっていたけれど、頑張れば友人と同じ高校に行けるかも、と親に相談したこともあった。だけどこの先を進んでいくのは友人ではなく私だ。誰に何と言われても、どう思われてもいい。私にとって最善の道を進もうと思った。今、この高校に入学して一年が経ったが、全く後悔はしていない。なぜなら支援という言葉の本当の意味を知れた気がするからだ。手話や、点字(盲文)があるように、障害にはそれを乗り越えるための様々な支援がある。私にとっての支援は、何より周りの人の障害に対する理解だ。自分に合った支援を自分で選べることが大切だと思う。
1.文中の(ア)のところに入れるのに最もよいものはどれか。A.大切 | B.大変 | C.気楽 | D.得意 |
A.学習障害があって成績が悪かったから |
B.両親が理解してくれなかったから |
C.クラスメートと同じ学校へ行けなかったから |
D.支援学校という名前がちょっと気になっていたから |
A.昔の道 | B.小学校 | C.将来の道 | D.中学校 |
A.友人が励ましてくれたから |
B.支援という言葉の本当の意味が分かったから |
C.親といろいろ相談したから |
D.憧れの咼校に入ったから |
A.自分の将来は自分ではなく、他人で決める。 |
B.友人の一言で自信が無くなり、支援学校へ行かなかった。 |
C.筆者は頑張って友人と同じ学校に入った。 |
D.筆者は何よりも障害者への理解は一番重要だと思っている。 |
2 . わたしの家族は6人です。両親と姉と兄が二人とわたしです。父は医者で、母は大学につとめています(就职于)。姉は結婚して、こどもが二人います。こどもはとてもかわいいですから、わたしもはやく結婚して、こどもがほしい(想要)です。
1番目の兄は会社員です。毎日おそくうちへかえります。仕事はとても ① です。ときどき、土曜日と日曜日も会社へ行きます。
2番目の兄は今アメリカで仕事をしながら、英語をベんきようしています。兄は英語がとても上手です。わたしも今大学で英語をべんきょうしていますが、まだあまり上手ではありません。
1.筆者は何人兄弟ですか。A.一人 | B.二人 | C.3人 | D.四人 |
A.たのしい | B.うれしい | C.いそがしい | D.たかい |
A.仕事に熱心な人です。 | B.子供がほしくない人です。 |
C.医者です。 | D.夫がいる人です。 |
A.筆者も兄も英語が上手です。 |
B.筆者の兄は二人とも英語が上手です。 |
C.母は大学の先生で、英語が上手です。 |
D.筆者は大学生です。 |
A.筆者の家族は今全員日本にいます。 |
B.筆者はもうすぐ結婚します。 |
C.筆者の家族は今6人で住んでいます。 |
D.筆者はまだ結婚していません。 |
3 . 文化祭はとても楽しく過ごしました。うちの大学は模擬店が多いことで有名です。 私のクラスはお好み焼き屋で、田中さんのクラスは焼きそば屋でした。他には、ダンスもあったし、コンサートもあったし、演劇もあったし、その上、ミスコンもありました。ミスコンはうちのクラスの楊さんが見事に優勝しました。彼女は頭もいいし、スタイルもいいし、その上性格が優しいので、人気があります。文化祭はとても盛り上がりました。私は文化祭の後片付けをして戻りました。文化祭が終わった後は、ゴミがたくさん落ちていました。ビンや、空き缶、ペットボトル、チラシなどです。文化祭の後片付けも大事な仕事です。一回の文化祭でこんなにゴミが出るとは思いませんでした。来年の文化祭はもう少しゴミを減らし、環境を考えた文化祭にしたいと思っています。今日の後片付けで、文化祭は完全に終了です。来年の文化祭が待ち遠しいです。
1.うちの大学の文化祭が有名な理由はなんですか。A.模擬店が多いから | B.文化祭はとても楽しいから |
C.ミスコンがあるから | D.ゴミがたくさん落ちたから |
A.ダンス | B.コンサート | C.演劇 | D.ミスコン |
A.何もしないで戻りました | B.後片付けをして戻りました |
C.盛り上がって戻りました | D.ごみを捨てて戻りました |
A.とても楽しいこと | B.模擬店が多いこと |
C.楊さんは優勝したこと | D.ゴミがたくさん出ること |
A.料理作り | B.植樹 | C.模擬店 | D.環境 |
4 . 大阪は大きくて、にぎやかな町です。おもしろい人が多くて、食べ物がおいしいです。
神戸と京都と奈良は大阪から近いです。4 つの町の中で、奈良が一番古いです。奈良と京都は古いお寺や神社が多いですから、外国人も遊びに来ます。
神戸はすてきな町です。前に海があって、うしろに山があります。若い人は神戸がすきです。
1.どこにおもしろい人がたくさんいますか。A.神戸 | B.京都 | C.奈良 | D.大阪 |
A.おもしろい人が多いです。 | B.にぎやかな町です。 |
C.京都に近いです。 | D.一番古いです。 |
A.奈良より、大阪のほうが古いです。 |
B.奈良は神戸より古いです。 |
C.奈良は京都ほど古くありません。 |
D.大阪にはお寺と神社が少ないです。 |
A.奈良の前に山があります。 | B.大阪の前に山があります。 |
C.京都のうしろに山があります。 | D.神戸の前に海があります。 |
A.わかい | B.かわいい | C.おもしろい | D.おいしい |
5 . 「幸せとは何ですか」と聞かれたら、その答えは、十人十色でしょう。
若い女の子なら、「きれいな公園を散歩しながら、アイスクリームを食べることかな」と答えるかもしれません。無邪気な子供なら、「幸せは、宿題がなくて、友達と一緒に思いっきり遊ぶことだよ」と答えるでしょう。お年寄りなら、「家族みんなが元気で、楽しく生活できることですよ」と答えるのでしょうか。
このように、私たちの生活の中には、実に簡単なことで成れる「小さな幸せ」が溢れています。一方、「大きな幸せ」とは、どんなものでしょうか。
アメリカの社会福祉事業家ヘレン・ケラーは、生後 19 ヶ月の時から、目も見えなかったし、耳も聞こえなかったです。また、話すこともできませんでした。
( ア )、彼女は、強い意志と忍耐力をもって、困難を乗り越えて、世界的に有名な教育家になりました。そして、他の人特に障碍者のためにいろいろ貢献しました。彼女のように、困難に遭った時でも、勇気を出して、最後まで頑張っています。それは、大変「大きな幸せ」と言えるのではないでしょうか。
私たちも、これからの人生でいろいろなことが起こるのでしょうが、常に前向きの姿勢で人生を送って、「大きな幸せ」をつかみましょう。
1.文中に「十人十色」とあるが、その意味はどれですか。A.国が違うから、肌の色も違います |
B.世界にはいろいろな色があります |
C.みんなそれぞれの表情を持っています |
D.みんな一人一人の考えが違います |
A.きれいな公園を散歩した後で、アイスクリームを食べることかな |
B.きれいな公園を散歩する前に、アイスクリームを食べることかな |
C.きれいな公園を散歩しないで、アイスクリームを食べることかな |
D.きれいな公園を散歩している同時に、アイスクリームを食べることかな |
A.たとえば | B.しかし | C.だから | D.それから |
A.ヘレン・ケラーは世界で有名な教育家ではなかったです |
B.ヘレン・ケラーは目も見えないし、耳も聞こえなかったが、話せていた |
C.ヘレン・ケラーは体の不自由な人のためにいろいろ貢献しました |
D.ヘレン・ケラーは意志と忍耐力の強い男性でした |
A.家族みんなが元気で、楽しく生活できること |
B.常に前向きの姿勢で人生を送って、自分のやりたいことを成し遂げること |
C.私たちの生活の中には、実に簡単なことで成れること |
D.宿題がなくて、友達と一緒に遊ぶこと |
6 . 仕事が終わってから、病気の母の世話をします。その間にご飯を作ったり、洗濯をしたり、2人の子供の親なので、家庭の仕事もあるのです。夫は家を出ています。また、父は去年死んだので、1人でみんなやるから、本当に疲れます。
78歳の母はもう言葉を口に出すことはありません。毎日私が「今日いい天気よ」「顔色が良くなったね」と話しますが。①返事はありません。
もう3年になります。② 生活がいつまで続くのかわかりません。③早く終わることを考えてはいけないと頭では分かっていても、「自分の時間が欲しい」という気持ちがあるのも本当です。
「② 気持ちを子供たちには伝えたくありません。」でも、④これだけはどうなるか分からないから困るのです。
1.①「返事はありません」とありますが、それはどうしてですか。A.世話が良くなくて、母が怒ったから。 | B.何も言いたくなかったから。 |
C.病気で話せなくなったから。 | D.夫が死んで、寂しくなったから。 |
A.こんな | B.そんな | C.あんな | D.どんな |
A.母が早くよくなること | B.母が早く死ぬこと |
C.仕事が早く終わること | D.夫が早く帰ってくること |
A.仕事 | B.家庭 | C.気持ち | D.母の病気 |
A.3人 | B.4人 | C.5人 | D.6人 |
7 . 最近、「中食」という言葉をよく見聞きするようになった。中食というのは、レストランなどで食べる外食と、家で作った食べる食事の中間のもので、できあがった料理を買ってきて、家で食べることをいう。
この中食を扱う店を増えてきた。私もときどき利用することがあるが、一人で食べる時などは、とても便利だ。多くの種類を少しずつ買えるからだ。これを家で作るとなると、大変だ。種類の違う料理を少しずつ作るため、いろいろな材料を揃えなければならない。( ① )、中食を利用するといろいろ節約ができる。料理をする時や手間は必要なく、いろいろな料理を作るためにたくさんの料理を用意しなくてもいいのだ。
これまでは一人暮らしの男性や仕事をする女性が主な対象だったが、最近では、主婦やお年寄りの間にも利用が広がってきているという。小さい子供がいて外食が難しいので、家に友達を集めて利用したいという主婦たちや、台所仕事も外出も大変なお年寄りに、料理を届けてくれる店などもあり、人気だという。
私も仕事で帰りが遅くなる時に中食の店に行くのだが、これからもいろいろな機会に利用することになりそうだ。
注:できあがった:做好 少しずつ:一点点 手間:功夫
1.「中食」の説明として正しいのはどれか。A.店や料理をしたものを買って家で食べること |
B.家庭の中で料理をしたものを外で食べること |
C.レストランが作ったものをレストランで食べること |
D.材料を買ってきて、外で料理をしながら食べること |
A.つまり | B.それに | C.たとえば | D.ところが |
A.食事を作る時間が要らなくなるから |
B.食事に使うお金が減って、節約になるから |
C.いろいろな材料を集める必要がなくなるから |
D.切ったり煮たり焼いたりするように手間が減るから |
A.夜遅い時間にも利用できて、便利だから |
B.必要以上に材料を買わなくてもよいから |
C.仕事が忙しくて料理の時間があまりないから |
D.外出や料理が大変な時、届けてもらえるから |
A.中食は日本では昔からよく利用されてきた食事の形だ |
B.最近、仕事をする女性が中食を利用しなくなった |
C.中食が人気なのは、時間や手間が節約できるからだ |
D.中食を利用する男性の数は少しずつ減ってきている |
8 . 日本でテレビを見ていると、食べ物に関する番組が非常に多いことがわかります。どのチャンネルでも、1日に何回の料理番組があるのですから。
現代の日本は「飽食の時代」と言われ、世界の( ア )料理が食べられます。日本料理、中国料理、インド料理、韓国料理、ギリシャ料理、イタリア料理、例をあげればきりがありません。家庭でも、朝はトースト(吐司)にハムエッグ(培根煎蛋)、昼はそばを食べ、夕食には中華料理を食べる、こんな家庭が多いのではないでしょうか。地域や年代によって、多少の差はあるにしても、和食だけ、洋食だけというよりは、このようにさまざまな料理を組み合わせて食べるというのが、現代の日本人の食生活だといえます。家族が外で食事をする機会も増えています。
食事には、2つの目的があります。営養をとること、( イ )楽しむことです。特に成長期にはバランスのよい営養が必要です。小学校や一部の中学校では学校給食がありますが、統計によると「給食はおいしくない」という生徒が増えてきています。
1.文中に「非常に多い」とあるが、どんな番組が多いですか。A.料理をする番組 |
B.日本で食べられるイタリア料理の番組 |
C.食べ物に関する番組 |
D.外で食事する番組 |
A.あらゆる | B.いわゆる | C.ちなみに | D.ぜんぜん |
A.現代日本人は朝から晩までトーストにハムエッグを食べる |
B.朝はそばを食べ、昼には中華料理を食べる |
C.朝から晩まで和食だけ食べる。 |
D.さまざまな料理を組み合わせて食べる |
A.しかし | B.そして | C.それとも | D.すると |
A.成長期にはバランスのよい営養が必要だから、学生たちは給食を食べるべきだ。 |
B.成長期にはバランスのよい営養が必要だから、学生たちは外で食事をするべきだ。 |
C.食べ物に関する番組は日本で一番人気がある番組だ。 |
D.食事には、営養をとること、楽しむことの2つの目的がある。 |
9 . 私は町を歩いていて古本屋があると、必ず入ってみる。古本屋の店の造りはどこも同じで、あまり広くもない店の中央を本棚で仕切り(隔开)、入り口が2つになっている。人が立つと、いっぱいの通路の両側に天井までぎっしり(满满地)本が詰まっている。奥の方には、並べ切れない本が山のように積み上げてある。その間のわずかの隙間に、店の主人がラジオを聞きながら店番をしている。
私には、あの古本特有のにおいが何とも言えない魅力である。それに誘われて店内を一回りする。かなりの本の数であるが、整然と分類されている。私は専門の歴史の前に立ち止ってぎっしり並んだ本の背を上から下へと見ていく。目にとまったものがあれば、抜き出して手に取ってみる。表紙、とびら、目次、奥付などをちょっと見て、序文を読み、ページをばらばら捲る(翻开)ときには一部を立ち読みする。表紙裏の値段を見て、手ごろ(合适)なら、その場で買ってしまう。どうしてもほしくてお金を全部使ってしまって買い、歩いて帰ってきたこともある。買わずにそのまま出てきてもがっかりした気持ちもない。わたしの散歩も、たいていそういう古本屋回りである。
1.文中に「通路」とあるが、それはどれほど狭いか。A.人が立つと、いっぱいになるほど狭い。 |
B.両側に天井まで本が詰まって、人も通れないほど狭い。 |
C.本が並べ切れないほど狭い。 |
D.わずかのすきまもないほど狭い。 |
A.時間的に短い | B.空間的に狭い |
C.数量的に少ない | D.心理的に苦しい |
A.古本 | B.古本特有のにおい |
C.何とも言えない魅力 | D.専門の歴史の本 |
A.探していた本が見つかったら |
B.いいものだと目立った本があれば |
C.買ってもいいと感じた本があれば |
D.値段の手ごろな本があれば |
A.古本屋に入ってみるのは、古本特有のにおいに魅力されているわけであるから |
B.古本屋に入ってみるのは、古本を買うためではなく、古本をその場で読むためであるから |
C.古本屋に入ってみるのは、目にとまったものがあるかどうか確認するためであるから |
D.古本屋に入ってみるのは、必ずしも本を買わなければならないというのではないから |
10 . 先週の日曜日、友達の李さんと山田さんと山に登りました。土曜日に「あした、朝8時半に学校の前で待ち合わせをしましょう。」と約束しましたが、その日、道がとても込んでいて、わたしは20分遅れました。①と友達に言いました。
9時半に山登りが始まりました。空気がきれいで、とてもいい天気でした。鳥がわたしたちの隣で歌を歌っていました。兎が車の中に隠れました。②、李さんは「あっ」と叫びました。そして、虫の鳴き声も聞こえました。2時間後、やっと頂上に着きました。頂上から見た景色はすばらしかったです。疲れましたが、とても楽しかったです。
1.その日、わたしは何時に学校の前に着きましたか。A.8時10分に |
B.8時半に |
C.8時50分に |
D.9時半に |
A.たいへんですね |
B.遅れてすみません |
C.いやです |
D.ありがとうございます |
A.道がとても込んでいたからです |
B.約束の時間を忘れたからです |
C.約束の場所を間違えたからです |
D.寝坊したからです |
A.この時 |
B.その時 |
C.あの時 |
D.どの時 |
A.歌を歌っていました |
B.兎を見て、「あっ」と叫びました |
C.すばらしい景色を見ました |
D.虫の鳴き声を聞きました |