1 . 19世紀に電気通信技術が開発され、情報伝達にかかる時間が大幅に短縮された。19世紀半ばになると大西洋横断電信ケーブル①が敷設され、大陸間での通信が行われるようになった。20世紀半ばには、通信衛星による情報通信技術(ICT)の開発が進み、1980年代に海底光ファイバーケーブル②が敷設されたことで、データ通信の速度と範囲が拡大し、大容量の情報を瞬時に送受信することが可能になった。
こうした情報通信網の整備により、携帯電話やパソコンなどの端末でインターネットを通じて容易に情報のやり取りができるようになり、Web会議やインターネットショッピングなどが飛躍的に普及している。
経済分野(ア)、電子マネーやポイントカードを消費者が使用することで、企業は消費者の年齢、性別、購入履歴などの膨大な情報を入手し、それを分析することで、新商品の開発や販売戦略に役立てている。
(イ)、都市部の病院と離島の病院がインターネットを利用してレントゲン③などの画像を共有する遠隔医療など、情報通信技術の発達は人々の暮らしを支えている。
しかし、国家間やその国内の都市部と農村部、情報通信技術を利用できる人と利用できない人などの間に情報格差が生じている。また、SNSを利用した詐欺や不正アクセスによるパスワードの流出など、インターネットを利用したサイバー犯罪④の急増も、情報化社会の深刻な問題となっている。
注释:①ケーブル:电缆
②光ファイバーケーブル:光缆
③レントゲン:X光线
④サイバー犯罪:网络犯罪
1.何のおかげで、大容量の情報が瞬時に送受信できるようになったか。
A.敷設された海底光ファイバーケーブル |
B.開発された情報通信技術 |
C.敷設された大西洋横断電信ケープル |
D.開発された電気通信技術 |
A.によっては | B.においては | C.とともに | D.としては |
A.客に自社のポイントカードを配ること |
B.自社の新商品を大げさに宣伝すること |
C.サービスとして電子マネーを贈ること |
D.入手した消費者の情報を分析すること |
A.それから | B.そのため | C.その他 | D.そこで |
A.情報を得る確率が違うことで、生じる情報格差 |
B.情報通信媒介を通じて、起こした詐欺事件 |
C.情報検索のため、公式サイトへのアクセス |
D.情報の漏れを利用して、犯したサイバー犯罪 |
2 . 誰にでも「友達」と呼べる人がいるだろう。でも、それはどんな人のことだろうか。日本語で「友達」を意味する言葉はいろいろある。例えば、知り合い、仲間、親友などである。顔と名前を知っている程度なら「知り合い」、同じ趣味や目的のために集まるのは「仲間」、そして、楽しい時も辛い時も、長い間ずっと関係を続けることができる相手を「親友」と呼ぶ。親しさやいっしょに過ごす目的など(ア)言葉を使い分けているのだ。
また、「友達」は多いほうがいいだろうか。少なくてもいいだろうか。よく「友達ができない、いない」と言って、悩む声を耳にする。この場合も、友達をどう考えるか(ア)、人数は変わるだろう。友達とは週末いっしょに遊んでくれる人のことだろうか。何でも相談に乗ってくれる人、(イ)、自分のことをよく理解してくれる人のことだろうか。「友達がいない」と思う人は、もしかしたら、相手に多くを求め、期待しすぎているのかもしれない。「友達」という言葉は人の考え方が違うと、それぞれ定義できる。たくさんの友達に囲まれて、賑やかに楽しく過ごしたいと考える人もいれば、本当に分かり合える大切な友達とよい時間を過ごしたいと考える人もいるだろう。みなさんは「友達」に何を求めるだろうか。
1.文章の内容によると、どんな人は「親友」になるか。A.顔や名前ぐらい知っている相手 |
B.同じ趣味や目的で集まる相手 |
C.どんな時でも、長く関係が続けられる相手 |
D.よくいっしょに遊んでくれる相手 |
A.にとって | B.によって | C.にあって | D.にそって |
A.それとも | B.ちなみに | C.いっぽう | D.すなわち |
A.友情という感情がもともと必要ではないから |
B.悩みなどの相談に乗ってくれる人がいないから |
C.自分のことを理解してくれる人が存在しないから |
D.友達という相手に求めすぎて期待しすぎるから |
A.「友達」の定義は誰でも同じだと思っている。 |
B.「友達」は誰にとっても必要だと思っている。 |
C.「友達」についての解釈はそれぞれ違うと思っている。 |
D.「友達」に対する求めはしないほうがいいと思っている。 |
3 . わたしたちの身の回りにある空気は透明なのに、空を見る51. 青く見えます。また、夜が52. (明ける)ばかりの東の空や、日が暮れるころの西の空は赤く見えます。このように、空が青く見えたり、朝や53. (ゆうがた)に赤く見えたりするのは、なぜでしょうか。それは、太陽光が54. (さまざま)色の光が集まってできていて、それぞれの色によって散らばりが違うためです。それがよく分かるのが、虹だ。虹は、太陽光が空気中の水によって分けられて、赤/橙/黄/55. (緑)/青/藍/紫の7色に見えているのです。
もっと56. (詳しい)調べると、光は、周りへ57. (伝わる)ていく波の一種だということが分かります。光の色は、この波の山から山までの長さ(波長)によって決まります。赤色の光は波長が長く、青色の光58. 短いです。
波長が短い光は、空気中の酸素などの分子によって59. (散らばる)(四散开来)やすく、あちこちへ広がります。この現象を「散乱」60. 呼び、波長の短い光ほどよく散乱します。つまり、波長の短い青色の光は、波長の長い赤色の光に比べて散乱しやすいため、空は青く見えるのです。
1.2.
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4 . おむすび(东日本的饭团)とおにぎり(西日本的饭団)が旅の途中で会った。
二人はあんまり似ているので1( )。
「どこから来たか?」
「わたしは東の方から来たが、お前さんは?」
「わたしは西の方から。」
「2( )親戚じゃないか?似ているよ。」
「そう3( )。どうじゃ、今日はここで宿をとってゆっくり話でもらおうか?」
「うんうん。急ぐ旅でもないし。そうしよう。」
二人は宿でご馳走を食べ、お酒も飲んでいい気分になった。
お酒が入ると遠慮もなくなって、名前4( )になった。
「わたしの名はむすびの神様5( )いただいた高貴な名だ。」
「それがどうした。わたしの名はお袋さん(母亲)があたたかい手で握ってくれたところからついた。お袋の味のありがたい名だ。」
「そうなんだね。わたしは貴族の妻に愛されている。」
「何を言うか。お袋様6( )ありがたい7( )はない。わたしは全人類に愛されている。」8( )激しくなって、とうとう喧嘩になった。
「まあまあ。お二人とも、やめなさい。」
割って入ったのは漬物(咸菜)だ。
「聞いてください。私は漬物です。しかし、東に行くと漬物、西では香の物と9( )。根は一つ。お二人とも同じじゃないですか?」
「そうだか?」
「10( )ところで喧嘩してもしようがありません。お風呂にでも入って仲直りしましょう。」というわけで、三人でお湯に入ると崩れて混じっておいしいお湯漬けになりました。
1.( )A.楽しんだ | B.驚いた | C.悲しんだ | D.喜んだ |
A.もしかしたら | B.だたし | C.しかし | D.ところで |
A.べきではない | B.とは言えない | C.ということだ | D.かもしれない |
A.自身 | B.自慢 | C.自信 | D.自由 |
A.から | B.まで | C.で | D.が |
A.ように | B.くらい | C.ほど | D.そうに |
A.もの | B.こと | C.わけ | D.の |
A.なかなか | B.だんだん | C.まだまだ | D.ときどき |
A.言っています | B.言いません | C.言われます | D.言わせます |
A.どんな | B.あんな | C.そんな | D.こんな |
5 . 私たちは世代的に、子どもの頃に「結果」を求められたり、「結果」を見せつけないと、やっていけないと思わされてきた。(ア)、大人になってからも「何かを始める」には、結果を出す必要があると思い込んで②いる人も多い。
「それをやって何か結果は出るの?」や「人に認められるような何か。」など、そういうものしか価値がないと思っていたことから、「上手にできるもの」を「好きなこと」に、「上手ではない、人に認められないもの」を「嫌いなこと」に変化しているだろうか。
このように、大人になると、自分の「好きなこと」が「上手にできること」とイコールになってしまっていることもある。これは純粋な「好きなこと」ではなく、誇れる自分を表してくれる「名刺」のようなものにすり替えているだけだ。でも、子どもの頃、私たちがやっていたのは、人が認める、認めないことではなかったよね。意味がなくても、結果が出なくても、それをする「過程」がただ単に好きだった。
そんな風に、「結果」ではなく、ただの「遊び」で「好き」を表現していた頃に戻ろう。誰かどう思っても「私はこれが好き」に戻すのだ。真の創造性は、このような純粋な遊びの意識の中にある。
考えてみれば、「上手にできるから好き」になっていたのは、まさに何事にも親から「結果」を求められたからだ。親世代自体が、そのまた前の世代から担わされた犠牲からくる嫉妬、または反動の期待のような「お荷物」だったのだね。そんな「お荷物」を捨てて、自分の内側で「私が好きなもの」を復活させよう。好きなものは、「できる自信があるもの、得意なもの」でなくてもいい。「私が好きなもの」だからやり続けると、自然と得意なものに変化している。もし、あなたの中で「『できる、得意』だから好き」になっていたら、それに気づいて意識を変えていこう。
注:①見せつける:显摆,卖弄
②思い込むむ:深信,确信
③すり替える:偷换,顶替
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.しかも | B.すると | C.だから | D.つまり |
A.学校が行う活動に参加すれば、期末試験の点数が上がるため、嫌だが参加する。 |
B.ボランティア活動に参加すれば、優秀賞がもらえるため、忙しくても参加する。 |
C.手間がかかっても、好きなので、暇つぶしとして、レゴブロックを組み立てる。 |
D.日本語能力が認められるので、難しくてもスピーチコンテストに出るようにする。 |
A.嫌いでも上手にできること | B.自分を他人に誇れること |
C.他人に認められること | D.やるプロセスが好きなこと |
A.容易く目的に至って、苦労が少なかったから |
B.結果が確かに得られて、喜ぶようになったから |
C.どんな事でも、親に「結果」を求められたから |
D.何も犠牲がないし、親にも好きになれたから |
A.「結果」を重視する意識を自分の気持ちを重視する意識に変えてほしい。 |
B.「好きなもの」から「得意なもの」へと変換するまで、そのままでいてほしい。 |
C.心理の「お荷物」を捨て、心の「できる自信があるもの」を復活させてほしい。 |
D.読者自身の中で「好きなもの」だから得意になるという意識を変えてほしい。 |
6 . 私はある高校の英語科教員ですが、本校では英語を教えておらず「日本語の専任教員」に近い立ち位置です。私はこの高校に約20年勤めていますが、15年ほど前から日本語指導を必要とする外国の生徒が定時制課程に入ってくることが増えたように思います。15年前、英語の授業で「Environment=環境」と教えてから「環境とは何ですか。」と聞いたところ、笑顏で「わかりません。」という返事が返ってきたことがあります。英語も日本語も十分ではない外国籍の生徒は「わからないもの(Environment)」を「わからないもの(環境)」と結びつけても、「わからない」の再生産になるだけだったのです。「これではダメだ。日本語を教えるしかない。」と思いました。
生徒を授業の前と後に呼んで補習をすることにしました。しかし、日本語を教えたことも教え方を学んだこともなかったため、最初は日本語の教科書と指導書を見比べて一度授業のリハーサルを行い、それから生徒に教える、この繰り返しでした。私は日本語教育能力検定試験の勉強も行い、少しずつ日本語指導の仕方を学びました。
私が在職している高校では、外国籍の生徒が在学中の継続的日本語学習の機会を確保するため、卒業単位に加える学校設定の日本語科目が設置されています。よいことは日本語が全く話せない生徒も自信を持って受け入れられる体制がここにできたこと、(ア)生徒の日本語学習に対する姿勢が変わったことです。以前は「日本語は話せればいい。漢字やJLPTは必要ない。」と言う生徒が多かったのですが、JLPTを受ける生徒も増え、高校卒業後の進路に専門学校や大学を目指すことも増えました。これから、外国籍の高校生が希望の進路に進めるよう、学習環境の整備が一段と進むことを祈っています。
1.15年前、「私」は主に何の授業をしたか。A.英語の授業 | B.日本語の授業 | C.進学コースの授業 | D.定時制の1対1の授業 |
A.いくら新しい知識を教えても、生徒にとって意味がなかったから |
B.いくらわからない知識を結んでも、生徒が理解してくれなかったから |
C.生徒が教えた日本語がわからなかったので、授業を進めるのは難しかったから |
D.生徒が日本語をぜんぜん勉強しなかったので、成績が悪かったから |
A.日本語の教育能力検定試験を受けたあとで、経験を積んで生徒に教える。 |
B.日本語の教え方を学んだあとで、日本語を教える経験者に習って生徒に教える。 |
C.日本語の教科書と指導書を見比べ、授業のリハーサルを行って生徒に教える。 |
D.日本語の教科書と指導書を見比べながら、授業を行って生徒に教える。 |
A.それから | B.ですから | C.そして | D.そこで |
A.「私」はこの学校で20年ほど日本語を教えている。 |
B.「私」は日本語教育能力検定試験を受ける生徒に対する指導もしている。 |
C.高校で日本語科目が設置されたおかげで、生徒の日本語学習の姿勢も変わった。 |
D.高校で外国籍の高校生に対する学習環境の整備が一段と進むと決められた。 |
7 . 「フェルミ推定①の考え方は大人になるととても大切で、ぜひ子どものうちから身につけてほしい」と話すのは、子ども向けにフェルミ推定の本を書いた横山明日希さんです。
(ア)、大人になって会社で新しい商品を作ることになったとします。時間やお金はどれぐらいかかるか、何人ぐらいが買ってくれそうか、正解は分かりません。
そういう時に役に立つのが、フェルミ推定です。正確な答えを出せなくても、情報や知識を集めて、できるだけ説得力のある答えを目指します。イタリア出身の物理学者エンリコ・フェルミ(1901~54年)が得意とした手法に因んで名付けられました。
子どもたちが考えやすそうな問題と解き方の例を教えてもらいました。例えば「ランドセルに1万円札は何枚入る?」という質問で見てみましょう。ちょっと難しそうですが、「何が分かれば計算できそうか、自分の経験や知識を使って考えてみて」と横山さんがいいます。
まずはランドセルにはどれぐらいの量が入るのかを考える必要がありそうです。解き方は一つではありませんが、例えば教科書を実際にランドセルに入れて何冊ぐらい入るかを調べるなど、身近にあるもので試すと分かりやすいでしょう。
(中略)
横山さんは「答えや解き方が一つではないのがフェルミ推定のおもしろいところ。『正解がない問題』にぶつかっても諦めず自分の答えを出すことを楽しんで」と話しています。
注①フェルミ推定:费米推论,指用自己已有的知识,对难以通过调査的数据进行科学地估算
②ランドセル:(小学生用硬式)双背带书包
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.たとえば | B.ただし | C.つぎに | D.けれども |
A.新商品を作るのに使う時間やお金を推定する時 |
B.新商品の客層、また商品を買う人数を推定する時 |
C.問題に対する正解が分かりにくい時 |
D.問題に正解があるかどうか分からない時 |
A.絶対に正確な答え | B.手に入れられる情報や知識 |
C.できるだけ説得力のある答え | D.正解に至る巧みな手法 |
A.ランドセルと十分な1万円札を用意する。 |
B.自分の経験や知識で計算できそうな何かを探す。 |
C.ランドセルのサイズにぴったり合う本を準備する。 |
D.自分が習った計算に代入できる数学公式を考える。 |
A.フェルミ推定で得た答えが必ず正解である。 |
B.フェルミ推定に不固定性があるからおもしろい。 |
C.フェルミ推定で解けない問題が存在しない。 |
D.フェルミ推定の楽しさを得る人が少ない。 |
8 . 地球の気温が高まり、さまざまな環境問題を引き起こすのが「地球温暖化」です。(ア)、2023年には「地球沸騰化」という新しい言葉が現れました。
この夏は異常な暑さで、みんなぐったりしていました。7月には世界の平均気温が観測史上で一番高くなりそうだということが分かりました。このことを踏まえて、国際連合のグテレス事務総長はこう言いました。
「地球温暖化の時代は終わった。地球沸騰化の時代が始まった。」
夏の異常な暑さは2023年だけのことではありません。二酸化炭素を出す量を減らすなどの対策を強めなければ、これからもさらに気温が上がるでしょう。グテレスさんは事態の深刻さを訴えたのです。
お湯の場合は100度で沸騰しますが、地球がすぐにその温度になるという意味ではありません。「地球沸騰化」は気温が高くなっていく危機感を強調した表現です。
考えてみれば、「温暖化」の「温暖」はいい意味で使われることが多いですね。「温暖な地方」と言えば、暖かくて暮らしやすい地方のことです。「地球温暖化」は、少し危機感に欠ける言葉かもしれません。
グテレスさんの発言の後、「地球沸騰化」について取り上げる記事や、テレビのドキュメンタリー②などが多く見られます。新しい言葉によって、地球の危機に関心を持つ人が多くなったのは確かでしょう。
注释:①ぐったりする:精疲力尽
②ドキュメンタリー:纪录片
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.ところで | B.したがって | C.ところが | D.なぜなら |
A.地球のお湯の沸騰点が変わると表現する新しい言い方 |
B.地球の気温がいつか100度になる恐れを表す言い方 |
C.地球の環境がますます危なくなると強調した表現 |
D.地球の気温が高まっていく危機感を強調した表現 |
A.今年の夏に地球の気候変動が異常になりすぎるということ |
B.今年の7月に世界の平均気温が観測史上で一番高くなりそうだということ |
C.地球が正式的に温暖化の時代から沸騰化の時代に変わるということ |
D.地球が高い気温でさまざまな環境問題を引き起こすということ |
A.二酸化炭素を出す量が減らせないという事態 |
B.二酸化炭素の排出量に取り組む対策がないという事態 |
C.地球の気温がこれからさらに上がるという事態 |
D.地球の気温がこれからもう上昇できないという事態 |
A.「地球温暖化」という言葉は危機感に欠けると筆者は思っている。 |
B.「地球温暖化」という言葉を記事などに使うのは禁止される。 |
C.「地球沸騰化」という言葉を使うのは今でもあまり見られない。 |
D.「地球沸騰化」という言葉で地球の危機に関心を持つ人が増減していない。 |
9 . 51. (宇宙)に星はいくつありますか。
まず、わたしたちの住んでいる地球の周り、太陽系から計算してみましょう。
中心52. ある太陽、これが恒星という1つ目の星です。次に、太陽の周りを回っている、火星や木星などが、地球も入れて全部で8個あります。ここまでで9個です。
それから、月のように火星や木星などの惑星(行星)の周りを回っている小さな星です。つまり、衛星と53. (呼ぶ)星たちが約40個あります。これで、54. (合わせる)て約50個となりました。
このほかに、火星と木星の間あたりを回っている小さな星が、約4000個見つかっています。ここまでで、合計約4050個です。
次は太陽系の星たちが入っている銀河系ですが、これはとても大きな星の集まりで、この銀河系の中には、約2000億個の恒星があると言われています。55. (シンプル)計算ですが、5000x2000億で、1000兆個の星があると。56. (かんが)えられます。
ここまででも、すでに信じられない数なのですが、実はこれだけではありません。銀河系のような大きな星の集まりは、宇宙には、ほかにも数千億個あるのです。
ということは、先ほどの1000兆個57. さらに数千億倍しなければなりません。この計算で58. (出る)星の数は、ひと桁(一位数)の数字の後ろにゼロが26個59. つく数字となっても60. (おかしい)ないです
1.2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
10 . むかし、ある山の村に、とても素直な娘がいました。
あるとき、この娘のところに、となりの村からある若者が来て、
「ぜひ、お嫁に、1( )。」と言いました。娘のお母さんは、
「こんな話は、またはやい。」と、早速、娘を呼んで言い聞かせました。
「いいかい。お嫁に行って、しばらくの間は、もらってきた2( )の猫みたいに、おとなしくしているんだよ。」
「うん、わかった。猫みたいにしておれば、いいんだな。」
娘が3( )を眺めると、よそからもらってまもない(不久)猫が、かまのふたの上(锅盖上)で、こっくりこっくりと、寝ていました。
さて、娘はまもなく、お嫁入りを済ませて、お婿さんの家で暮らす4( )。
嫁入りの次の朝の5( )です。娘は、6( )はやく起きて、釜戸に火をつけ、ご飯を炊き始めました。その7( )、
「そうだ。猫みたいに、しておかないとね。」と、かまのふたの上に上がって、お座りをしました。
そこに、お婿さんが、
「8( )ゆっくり寝ていいのに。」と、やってきました。見ると、お嫁さんがかまのふたの上に座っています。
「おお!9( )ところに上がって、何をしているか。」
お婿さんが、びっくりして聞くと、娘は手で顏を撫で回し10( )、
「ニャゴ、ニャゴ、ニャァーン」と、かわいらしく返事をしました。
1.( )A.来させる | B.来よう | C.来ていたい | D.来てほしい |
A.かわり | B.ばかり | C.とおり | D.かぎり |
A.台所 | B.トイレ | C.玄関 | D.お風呂 |
A.そうになりました | B.みたいになりました |
C.ほうになりました | D.ようになりました |
A.こと | B.もの | C.の | D.ばあい |
A.だれでも | B.だれよりも | C.だれほども | D.だれも |
A.うちは | B.うちに | C.うちで | D.うちが |
A.きっと | B.やっと | C.ざっと | D.もっと |
A.こんな | B.そんな | C.あんな | D.どんな |
A.てから | B.ようと | C.ながら | D.すぎて |